2026/4/16
〜主体性と合意形成を学んだ研修〜
仙台で行われた、若手議員の会全国研修に参加しました。
テーマは、
「こどもを主体とした教育の未来」
講師は、横浜創英中学高校の校長であり、
以前は千代田区立麹町中学校を大きく改革された工藤勇一氏です。
これまで当たり前だと思っていた教育の考え方を、かなり揺さぶられる内容でした。
■荒れていた学校がなぜ変わったのか
講師が関わった学校は、もともと
・管理が厳しい
・生徒は荒れている
・学力も高くない
という状態だったそうです。
そこから行った改革はかなり大胆でした。
・定期テストの廃止
・宿題の廃止
・固定担任制の廃止
・服装・頭髪指導の廃止
・一斉授業の見直し
特に印象的だったのが担任制です。
1クラス1担任ではなく、
学年を複数の先生で見る「チーム制」にしたことで、
👉 生徒や保護者が相談相手を選べるようになり
、クラスの荒れがなくなった
という話でした。
■「生きる力」は本当に育っているのか
日本は中学生までの学力は世界トップレベルです。
しかし一方で
・不登校は35万人超
・中学生の15人に1人
・小学生でも44人に1人
・子どもの自殺は年間500人以上
こうした現実があります。
さらに、18歳の意識調査では
・自分に自信がない
・社会を変えられると思わない
という結果が世界で最も低い水準でした。
■なぜ日本だけこうなるのか
日本の教育は「一本道」。
・小学校 → 中学校 → 高校 → 大学
・このルートから外れると厳しい
一方でアメリカなどは
・どこで学ぶかは自由
・ホームスクーリングも認められる
・多様な学びに支援がある
つまり
👉 「選べるかどうか」
ここが決定的に違います。
■対立はダメなのか
学校ではよく
「仲良くしなさい」
と言われます。
でも本来、人は違って当たり前です。
価値観が違えば、ぶつかるのは自然なこと。
それを無理に抑えると
・本音を言わなくなる
・我慢する
・依存する
そんな状態になってしまう。
■大事なのは「合意形成」
👉 対立はあっていい
👉 大事なのは合意をつくること
社会に出れば、正解は一つではありません。
だからこそ
・話し合う
・考える
・折り合いをつける
この力が必要になります。
■大人の役割も変わる
これまでの教育は
・大人が正解を教える
・大人が解決する
という関わり方が中心でした。
でもこれからは
👉 子どもに決めさせる
👉 とにかく話を聞く
👉 見守る
例えばケンカが起きたときも、
「誰が悪いか」を決めるのではなく
「どうしたいのか」をひたすら聞く。
すると「平和でいたい」
という答えを自分自身が持ってることに気づき合意形成を図れることもあるそうです。
■主体性と当事者性
主体性はもともと誰でも持っています。
小さい子どもが
「自分でやる!」と言うあの感覚です。
しかし成長する中で
・やりなさい
・ダメ
・こうしなさい
と言われ続けることで、だんだん失われていく。
一方で当事者性は後から身につくもの。
自分で決めていない人は、うまくいかないと人のせいにする。
逆に、自分で決めたことには責任を持つようになる。
■教育と社会はつながっている
昔は「言われたことをやる人材」で社会は回りました。
でも今は、
・何が正解かわからない
・会社も将来も保証されない
そんな時代です。
だからこそ
👉 自分で考える
👉 自分で選ぶ
👉 自分で動く
こういう力が必要になります。
■議会としての責任
今回の話でドキッとしたのがここです。
👉 議会の何気ない質問が教育を縛る
例えば
「学力は上がっているのか?」
と聞けば、
👉 テスト対策が増える
👉 宿題が増える
本来の教育から離れていく可能性があります。
■最後に
教育は単に勉強を教える場ではなく、
👉 どう生きるかを学ぶ場
だと思います。
そしてこれからは
👉 従う力ではなく
👉 生きる力(主体性・合意形成)
を育てる必要があると感じました。
今回の学びは、教育だけでなく
・防災
・市民参加
・まちづくり
すべてにつながる内容でした。
咀嚼するのに時間がかかりそうですが、
今後の活動や政策提言にも、しっかり活かしていきたいと思います。



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