2026/7/9
日本維新の会、北区議会議員のさいとう尚哉です。
滝野川第三小学校で火災が発生してから約3週間が経過しました。こうしたなか、北区議会として7月16日に臨時会を開催することになりました。本臨時会では「東京都北区立学校設置条例の一部を改正する条例」および「令和8年度東京都北区一般会計補正予算(第3号)」が審議される予定ですが、両議案ともに滝野川第三小学校で発生した火災への対応に関係するものとなります。
本記事では両議案のポイントについて解説します。御質問や御要望等があれば気軽に御連絡いただければ幸いです。
学校の位置は「東京都北区立学校設置条例」で定められており、変更がある場合は条例改正をする必要があります。今般、滝野川第三小学校で火災が発生したことにともない、旧清水小学校を校舎として利用することになりましたが、本条例改正案はそれにともなうものとなります。
具体的には「東京都北区立学校設置条例」で定められた滝野川第三小学校の位置について、従来の「東京都北区滝野川一丁目十二番二十七号」から旧清水小学校がある「東京都北区十条仲原四丁目五番十七号」に変更することとなります(下図御参照)。
従来の位置からかなり距離があるとおもわれるかもしれませんが、通学等の対策については「令和8年度東京都北区一般会計補正予算(第3号)」にて御説明できればとおもいます。

本議案は滝野川第三小学校で発生した火災に対応するにあたり、必要な補正予算を措置をするためのものとなります。以下、主要事業について解説いたします。
旧清水小学校を利用するにあたり、老朽化しているグラウンドの補修やトイレを洋式化するための改修費用が計上されています。避難所開設訓練等で旧清水小学校を訪問したことがありますが、校舎の状態は比較的良好に維持されていたように記憶しております。
以下、説明資料となるので御参照いただければ幸いです。

滝野川第三小学校と旧清水小学校ではかなりの距離があることから、通学等に利用するバスを運行するための費用が計上されています。詳細については現在検討中とのことですが、児童の安全・安心や保護者のニーズを考慮した運行体制を整備していければとかんがえています。
以下、説明資料となるので御参照いただければ幸いです。

旧清水小学校でも教育活動を継続できるよう、什器を移送するための費用や焼失等により使用できない備品を新規に購入するための費用が計上されています。
旧清水小学校でも給食提供を継続するにあたり必要な消耗品等を購入するための費用が計上されています。
今後発生するかもしれない不測の事態に対応するための費用が計上されています。
予備費とは地方自治法第217条に定められているもので、「予算外支出又は予算超過の支出」に充当するための予算となります。今回北区は予備費を1億円増額することになりますが、これにより想定外の支出にも円滑に予算を措置をしていくことが可能となります。今回の事案については予備費を増額することに一定程度意義があるとかんがえていますが、その執行状況については適宜注視していければとおもいます。
以上が「東京都北区立学校設置条例の一部を改正する条例」および「令和8年度東京都北区一般会計補正予算(第3号)」のポイントとなります。一方、北区は既存予算や既存予算で計上していた予備費で多種多様な措置を講じてきましたことも事実です(一部は実施予定のものとなります)。
そのなかでも特段注目しているのが児童用学用品等再購入対応です。これは滝野川第三小学校で発生した火災により使用することができなくなった学用品等を購入するための給付金で、児童1人あたりに10万円が支給されることとなります。会派内でも給付対象者や給付金額等についていろいろ議論しましたが、①給付対象者を線引きすることが困難である、②実費支給は事務手続が膨大になることが想定される、③ランドセルの高額化等を考慮すれば適切な金額水準である、④児童の学用品等が不足している状態を解消することを最優先したいなどの理由から、異例ではありながら一定程度妥当な意思決定であると判断しています。
以下、説明資料となるので御参照いただければ幸いです。

また、たくさんの皆様に御懸念いただいてきた心理的ケアや分散登校等についても説明資料があるので共有いたします。

冒頭に記載したとおり、これらの議案は7月16日の臨時会で審議されることとなります。滝野川第三小学校の火災は区政の重大事項であり、児童・保護者・教職員等のためにも北区議会として権能を適正に執行していければとおもいます。引続きよろしくお願いいたします。
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