2026/6/5
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
先日、勉強会にて国際金融のインフラストラクチャーについて議論する機会がありました。そこで改めて注目したのが、私たちの生活や経済活動の裏側で休むことなく稼働している「SWIFT(スイフト)」という仕組みです。
SWIFTは正式名称を Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication といい、日本語では「国際銀行間通信協会」と呼ばれます。
世界200以上の国と地域、1万以上の金融機関を結ぶこのネットワークは、いわば銀行同士が安全に海外送金の指示をやり取りするための「専用チャットライン」のような存在です。
意外に知られていない事実ですが、SWIFTという組織自体が物理的、あるいは電子的な「現預金」を運んでいるわけではありません。行っているのはあくまで 「支払い指示(電文)」の安全な伝達 です。
「A銀行にある口座からB銀行の口座へ、これだけのお金を振り替えてください」というメッセージを、高度なセキュリティと共通の規格で瞬時に届けることがその役割です。
昨今の国際情勢において、特定の国をSWIFTから排除するというニュースが流れることがあります。これは極めて強力な経済制裁を意味します。
このネットワークから遮断されるということは、世界中の銀行と送金データのやり取りができなくなることを意味し、輸出入の代金決済が事実上ストップしてしまいます。現代のグローバル経済において、SWIFTはもはや単なるシステムではなく、 国家の経済的命綱 とも言える存在なのです。
海外送金の手続きをしたことがある方なら、「BIC(Business Identifier Code)」や「SWIFTコード」という言葉を目にしたことがあるでしょう。これは世界中の銀行を一意に識別するための住所のようなものです。
| 構成要素 | 内容 |
|---|---|
| 最初の4文字 | 銀行名(例:MUFG) |
| 次の2文字 | 国コード(日本なら JP) |
| 次の2文字 | 所在地(都市)コード |
| 最後の3文字 | 支店コード(任意) |
私たちが普段、海外から物を買ったり、国を超えてビジネスを展開できたりするのは、こうした目に見えない強固なインフラが支えているからです。
政治や経済の動向を正しく理解するためにも、こうした金融の基礎知識を積み重ねていくことが重要だと改めて感じています。今後も、市政のみならず、日本を取り巻く国際経済の仕組みについても発信を続けてまいります。
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
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