2026/5/29
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
「神は細部に宿る」という言葉があります。建築家ミース・ファン・デル・ローエが遺したとされるこの言葉こそ、今の日本、特に私たちの誇るべき「製造業」の根幹を言い表しているのではないでしょうか。
細かなこだわりや、仕上げの丁寧さが全体の質を決める。この精神こそが、日本が世界に誇る強みであると確信しています。
この細部への執着は、単なるマニュアルや最近の教育で身についたものではありません。何百年という長い歳月をかけて、師匠から弟子へと、絶やすことなく継承されてきた職人たちの歴史の積み重ねそのものです。
江戸時代の刀鍛冶や宮大工の時代から、日本人は目に見えないほどの微細な調整を尊び、そこに「道」を見出してきました。数値化できない「勘」や「手触り」といった暗黙知を、何代にもわたって磨き上げてきたのです。
現代の製造現場においても、その精神は息づいています。部品と部品を完璧に調和させる「擦り合わせ(インテグラル)」の技術は、他国が短期間の設備投資やマニュアル化だけで真似できるものではありません。
| 日本の製造業の強み | その価値 |
|---|---|
| 現場の「改善(KAIZEN)」 | 一人ひとりが細部に気づき、常に質を高め続ける姿勢 |
| 高度なサプライチェーン | 世界一の技術を持つ町工場が支える層の厚さ |
| 歴史の参入障壁 | 数百年単位の経験則という、一朝一夕では作れない信頼 |
例えば、私が注目している「ペロブスカイト太陽電池」のような次世代技術も、日本の強みである「ヨウ素」という素材や、薄膜を均一に塗布する高度な製造技術、つまり細部をコントロールする力があってこそ花開くものです。
しかし、効率やスピードばかりが重視される現代において、この「細部へのこだわり」が軽視され、安易なコストカットによって失われようとしている現実に危機感を抱いています。効率のために「細部」を切り捨てることは、日本が守ってきたアイデンティティそのものを捨てることと同義です。
私たちは、先人たちが積み上げてきたこの歴史の重みを正しく評価し、政治の力で守り、次世代へと繋いでいかなければなりません。
日本の本当の強みは、現場の汗と、妥協を許さない職人の指先に宿っています。この「誇り高き独立文明」としての日本の底力を信じ、私はこれからも、地域の産業と職人たちの想いを形にする政治を貫いてまいります。
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
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