2026/4/1
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
以前、私のブログで「日本を変える次世代技術」としてご紹介したペロブスカイト太陽電池がいよいよ、研究段階から「社会実装」の段階へと大きく動き出しました。
2026年3月27日、積水化学工業がフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL」の顧客供給に向けた具体的な協議を開始したと発表しました。これは、これまでの太陽光発電の常識を覆す、非常に重要なニュースです。
今回の発表で注目すべきは、積水化学が「ロール・ツー・ロール」という独自の製造手法を確立し、薄くて軽量なフィルム型の太陽電池を量産できる体制を整えたという点です。
まずは金属屋根を対象に、限定的な供給からスタートするとのことですが、すでに東京都や福岡県、西日本高速道路などの自治体・企業での導入支援事業に採択されています。つまり、私たちの身近な公共施設やインフラが、間もなく「発電体」へと変わっていくのです。
| 特徴 | メリット |
|---|---|
| 軽量・柔軟 | 耐荷重の小さい屋根や、ビルの壁面、曲面にも設置可能 |
| 薄膜フィルム型 | 「貼る」感覚で設置でき、施工コストの低減が期待できる |
| 国内自給可能 | 主原料のヨウ素は日本が世界シェア第2位であり、資源リスクが低い |
私が以前から訴えてきた通り、日本の豊かな山林を切り拓き、土砂災害のリスクを高めてまで進めるメガソーラーには断固反対の立場です。しかし、このペロブスカイト太陽電池は、その対案となる「都市型再エネ」の決定打となります。
これまでは設置が難しかった既存ビルの壁面や、強度の低い倉庫の屋根などがすべて発電所に変わります。自然を破壊するのではなく、「今ある構造物」を最大限に活用する。これこそが、日本が目指すべき持続可能なエネルギーの姿ではないでしょうか。
積水化学は、2027年度に100MW規模の生産ライン立ち上げを目指しています。これは、技術大国としての日本の底力を世界に示す絶好の機会です。
現在は発電効率15%、耐久性10年相当ですが、今後は発電効率20%、耐久性20年というシリコンパネルに匹敵する性能を目指して開発が進められます。エネルギーの海外依存度を下げ、安全保障を強化するためにも、この国産技術の普及は急務です。
エネルギー問題は、私たちの生活の根幹に関わる課題です。自然環境を守りながら、いかにしてエネルギー自給率を高めていくか。その答えの一つが、このペロブスカイト太陽電池の社会実装にあります。
政治の役割は、単に反対するだけでなく、こうした革新的な技術が適切に普及し、国民の利益につながる土壌を整えることだと考えています。今後も、高槻市、そして日本全体の未来を見据え、この分野の動向を注視してまいります。
※前回の記事:新型太陽光パネルが日本を変える
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
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