2026/6/8
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この言葉は単なることわざではありません。
実は古代ギリシャから伝わる、とても深い人生訓です。
この言葉の由来は、古代ギリシャ神話に登場する「カイロス(Kairos)」という神です。
カイロスは「好機」や「絶好のタイミング」を象徴する存在として描かれていました。
特徴的なのはその姿です。
前髪は長く、後頭部は禿げている。
正面から向かってくる時は前髪を掴むことができます。
しかし、一度通り過ぎてしまうと後ろには髪がないため、掴もうとしても掴むことができません。
つまり、チャンスは目の前に現れた瞬間に行動しなければならないという意味なのです。
私たちは日常生活の中で数多くの選択をしています。
進学、就職、結婚、転職、起業。
あるいは新しい挑戦や人との出会いもそうです。
多くの場合、チャンスは事前に「これは人生を変える機会です」と教えてくれるわけではありません。
むしろ、一見すると何気ない出来事として目の前に現れます。
その瞬間に行動できる人と、迷っているうちに機会を逃してしまう人では、その後の人生に大きな差が生まれます。
政治の世界においても、チャンスを掴む重要性を日々感じます。
市民の皆様から相談を受けた時、その場で現場を確認するのか。
制度の問題点を発見した時、すぐに調査を始めるのか。
社会の変化が起きている時に、それを学び政策に反映するのか。
こうした積み重ねが結果として条例改正や制度改善につながります。
機会は待っていてもやってきません。
目の前に現れた時に動く人だけが掴めるのです。
チャンスを逃す最大の理由は「失敗への恐れ」です。
もう少し情報を集めてから。
準備が整ってから。
今はタイミングが悪い。
そう考えているうちに、好機は静かに通り過ぎていきます。
もちろん慎重さは大切です。
しかし、人生には完璧な準備が整う日などほとんどありません。
だからこそ、ある程度の準備ができたら一歩踏み出す勇気が必要になります。
チャンスを掴むためには、普段から準備しておくことが重要です。
知識を身につける。
経験を積む。
人とのつながりを大切にする。
そして何より、行動する習慣を持つことです。
準備があるからこそ、好機が訪れた瞬間に飛び込むことができます。
カイロスの前髪を掴めるかどうかは、その時になって決まるのではなく、実は日々の積み重ねで決まっているのです。
「チャンスの神様は前髪しかない」という言葉は、二千年以上前の古代ギリシャから現代に伝わる知恵です。
目の前に現れた機会を掴めるかどうか。
それは才能よりも、日頃の準備と行動力にかかっています。
人生を変えるチャンスは、意外な形で突然現れます。
だからこそ、好機が訪れた時には迷わず前髪を掴みにいきたいものです。
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
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