2026/3/2
| 小森さだゆき|参政党所属/高槻市議会議員
変化の激しい現代において、私たちが立ち返るべき「軸」はどこにあるのでしょうか。今回は、東洋思想の根幹であり、かつて日本人の道徳や政治観を形作った聖典、「四書五経(ししょごきょう)」について整理します。
一言で言えば、これは単なる古い本ではありません。リーダーとしての「徳」や「修養」を説いた、時代を超えた教科書です。かつて日本や中国の知識層にとって、これらを学ぶことは必須の教養でした。
朱子(朱熹)によって「まず学ぶべき基本」として体系化された4冊です。個人の人格形成から社会の秩序までを段階的に説いています。
四書よりもさらに古く、より専門的で深遠な5冊の経典です。宇宙の法則から礼儀、歴史評価までを網羅しています。
日本では江戸時代、武士や知識人の間でこれらを音読する「素読(そどく)」が盛んに行われました。渋沢栄一が「論語と算盤」で説いたように、「道徳(四書五経)」と「経済」を両立させるという考え方は、日本が近代化を成し遂げる上での精神的支柱となりました。
現代の政治においても、目先の数値や利益だけでなく、その根底にどのような「徳」があるのか、そして「民を豊かにする」という王道の精神があるのかが問われています。
四書五経を学ぶことは、自分自身の判断基準を確立し、公に尽くすための確かな土台を作ることに他なりません。政治家が「徳治主義」を忘れたとき、社会の歪みは大きくなります。
四書五経は、単なる知識ではなく、「どう生き、どう治めるか」を問い直すための鏡です。
AIが発達し知識の価値が揺れている今だからこそ、日本全体の行く末を考える上でも、こうした東洋の智慧を現代の文脈で再解釈し、活用していくことが重要だと考えています。これら一冊一冊の中に、現代の閉塞感を打ち破るヒントが隠されています。
| 小森さだゆき|参政党所属/高槻市議会議員
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