2026/3/22
本日、「伊奈町美術家協会 写真部会展」を訪れた帰り際、会場に設置されていたパネル展示にふと目が留まりました。
そこに書かれていたのが「のらぼう菜」という言葉でした。恥ずかしながら、私は議員になって初めてこの野菜の存在を知りました。
しかし、内容を読み進めるうちに、伊奈町との深い関わりに驚かされました。

のらぼう菜は、見た目はホウレンソウやコマツナに似ており、味や食感も親しみやすく、クセが少ないのが特徴です。どんな料理にも合わせやすく、日々の食卓にも取り入れやすい野菜です。
では、なぜ今、この「のらぼう菜」が注目されているのでしょうか。(展示パネル内容一部引用)
その理由は、伊奈町の歴史と深く結びついている点にあります。伊奈町の町名の由来となった伊奈忠次公。その子孫である伊奈忠宥公が、この野菜の栽培普及に大きく関わっていたと伝えられています。忠宥公は関東郡代として地域を治める中で、当時持ち込まれたのらぼう菜の栽培を奨励しました。
この野菜は、やせた土地でもよく育ち、収穫量も安定しているという特徴があります。
さらに、採油用としての活用も期待されており、食料と資源の両面で価値のある作物でした。
その結果、栽培が広がった地域では、天明の大飢饉や天保の大飢饉の際にも、人々が飢えをしのぐことができたと伝えられています。
まさに、人々の命を支えた野菜です。
現在でも、あきる野市や比企地域では伝統野菜として大切に栽培されており、その価値が改めて見直されています。こうした背景を知ると、「のらぼう菜」は単なる野菜ではなく、地域の歴史と暮らしをつないできた存在であることが分かります。
伊奈町においても、この伝統野菜を次世代へつないでいくことは、郷土の歴史を学び、地域への愛着を深める大切なきっかけになるのではないでしょうか。子どもたちが地域の文化として触れる機会を広げていくことにも、大きな意味があると感じています。
(伊奈町では、栽培している農家が少ない状況です。のらぼう菜だけではなく、是非、伊奈町産の野菜等々をご購入ください。)
そして最後に少しご案内です。
https://www.pref.saitama.lg.jp/saitama-wassyoi/enjoy/news080318.html
県民活動総合センターに食堂があるのをご存じでしょうか。その食堂にて、期間限定で「のらぼう菜のカルボナーラ」が提供されます。期間は令和8年3月27日から3月29日までの3日間、各日30食限定とのことです。

歴史ある野菜を、現代の料理として味わえる貴重な機会です。
この機会にぜひ、「のらぼう菜」を手に取っていただき、その味わいと背景にある物語を感じてみてはいかがでしょうか。
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