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温泉から電気をつくる——捨てていたガスが、エネルギーになる

2026/5/20

釧路市議会議員の木村はやとです。
 
北海道新聞(2026年5月19日付)に、思わず「いい発想だな」とつぶやいてしまうニュースが載っていた。温泉をくみ上げる際に発生するメタンなどの天然ガスを燃料に発電する実証試験が始まった、という内容だ。詳しくは記事本文をご覧いただきたい(有料)。
https://share.google/RWfwFP6R3NMgkmPgI
 
ここでは、この発想の面白さを少し掘り下げてみたい。
 
 

■ なぜ「いい発想」なのか

 

温泉の源泉からはお湯と一緒にメタンが湧き出てくる。これまでは多くが使われることなく大気中に放散されてきた。メタンはCO₂の約28倍の温暖化効果があるとされるガスだ。それを燃料として発電に使えば、温暖化への悪影響を減らしながら電気まで生み出せる。捨てていたものが、二つの意味で「使える」ようになる。

 
 

■ 全国にも広がる「温泉エネルギー」の活用

 

似たような発想は全国にも存在する。環境省の事例集には「温泉付随可燃性天然ガスコージェネレーション」という分類があり、温泉から出るガスで発電と熱利用を同時に行う施設が各地で記録されている。

(環境省・温泉熱利用事例一覧)
https://www.env.go.jp/nature/onsen/spa/spa_utilizing/index.html
 

大分県別府市では温泉の熱を使うバイナリー発電が商業運転に達し、北海道の洞爺湖温泉でも温泉熱を発電と地域への配湯の両方に活用する先行事例がある。

 

ただ、既存の多くは大型施設や観光地向けの大規模設備だ。北海道には源泉が約500カ所あるとされる。大がかりなインフラなしに「小さく、広く」展開できる道が開ければ、波及効果は小さくない。

 
 

■ 地域資源を地域で使い切る発想

 

エネルギーの地産地消という言葉がある。再生可能エネルギーというと大規模な設備を思い浮かべがちだが、「温泉のついでに出てくるガス」という、いかにも北海道らしいローカルな資源に目を向けた視点は面白い。

捨てていたものを使う。それだけで環境負荷が減り、電気も生まれる。こういう発想こそ、エネルギーの未来をじわじわと変えていくのかもしれない。
 

※画像は温泉エネルギーイメージ

 

 

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選挙 釧路市議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 1,069.541
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