2026/8/8
長岡市で初めて開催された「子ども議会」。
13名の中学生が議場に立ち、日頃の生活の中で感じている疑問や課題を、市長・教育長にまっすぐ質問しました。
今回は、その中でも私が特に「これはすごい」「議会でも深掘りしていきたい」と感じた発言を、5つ紹介します。

※私自身が特に印象に残った順です。
通学路にある「止まれ」の標識が古く、電柱と見分けにくいこと。さらに消火栓の標識に隠れてしまっていること。剥がれた点字ブロックが、必要な人の役に立たなくなっていること。
こうした身近な危険に気づき、具体的に指摘した発言がありました。
大きな政策だけが、まちづくりではありません。毎日通る道の小さな危険に気づけることは、とても大切です。
特に、点字ブロックに目を向けたことには感心しました。自分だけではなく、さまざまな立場の人が安全に暮らせるまちを考える視点があります。
少子高齢化や過疎化が進む地域では、学校統合、農業の後継者不足、災害時の避難、クマの出没など、複数の課題が重なっています。
「住民アンケートや見回りを行い、地域の声をもっと聞くべきではないか」
そんな提案がありました。
地域ごとに課題は違います。だからこそ、数字だけではなく、実際に暮らしている方の声を聞くことが必要です。
中学生の皆さんが、自分の地域の現実をよく見て、真剣に考えていることが伝わってきました。
ミライエ長岡のように、本を読んだり勉強したり、同世代と交流したりできる場所は大切です。
一方で、「川東には施設が集まっているが、川西には中高生が気軽に集まれる場所が少ないのではないか」という指摘がありました。
これは本当にその通りだと思います。
中学生・高校生になると、子ども会などの行事から離れ、地域の中で人とつながる機会が減ることがあります。
空き教室、コミュニティセンター、図書館、学校のグラウンドなど、今ある施設をどう活用できるのか。地域ごとの居場所づくりを、もっと考えていく必要があります。
長岡花火のチケット転売や迷惑駐車についても、具体的な提案がありました。
特に印象に残ったのが、チケットの申込み時に「転売しません」というチェック欄を設ける提案です。
大きな制度変更ではありません。しかし、申込者に転売禁止を改めて意識してもらう、すぐにでも検討できる建設的な提案です。
市長も「良い考え」と評価し、長岡花火財団に提案したいと前向きに答えました。
こうした、現場の困りごとを見つけて、実行可能な形にして提案する力は素晴らしいと思います。
「自転車でどこを走ってよいのか分かりにくい」
「歩道と車道の段差が大きく、自転車だけでなく、高齢者や車いすの方にも負担になるのではないか」
この発言は、とても印象に残りました。
長岡は雪国です。除雪のために歩道と車道の段差を一定程度確保しなければならない事情もあります。
一方で、その段差が自転車や車いすにとっては通行の負担になる。さらに、視覚障害のある方にとっては、歩道と車道の境目として必要な場合もある。
一つの課題に対して、さまざまな立場から考える必要があります。
毎日、自転車で通学しているからこそ気づける問題です。こうした地域の細かな違いに気づく力は、将来、議員として活躍するうえでも大きな才能だと思います。
傍聴席には多くの保護者の皆さんが集まり、いつもの議会とは違う緊張感がありました。
議会には、良い意味での緊張感が必要です。市民の皆さんに見られ、声を聞き、行政や議会がより良くなっていく。その原点を改めて感じました。
私自身も、中学生の皆さんの質問から多くの学びと気づきをいただきました。
参加した13名の中学生議員の皆さん、支えてくださった保護者・学校関係者の皆さんに、心から感謝します。
今回いただいた声を、これからの議会活動にしっかり生かしていきます。
子ども議会の質問・答弁を詳しく読みたい方は、こちらをご覧ください。
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