2026/4/27
市議会議員のみさわひろとです。
4月26日に山古志地域で発生した林野火災について、市民の皆さんも心配されていると思います。報道では「鎮圧」と出ていましたが、鎮圧と鎮火は意味が少し違います。鎮圧は、火の勢いが収まり、延焼のおそれが小さくなった状態。鎮火は、火が完全に消えたと確認された状態です。
長岡市消防本部に確認したところ、今回の山古志地域の林野火災は、4月27日7時25分に鎮圧、同日15時25分に鎮火が確認されたとのことでした。つまり現時点では火は消えた状態まで確認されています。
鎮火の確認は、消防隊員による目視で行い、近づけない場所についてはサーモセンサー付きドローンも使って確認したとのことです。山林火災は、表面上は消えたように見えても、くすぶりや再燃の可能性があるため、こうした確認が非常に重要になります。
発生場所については、山古志南平地内とされており、実際の詳細な場所や出火原因については、現在も調査中とのことでした。焼けた範囲については、鎮火直後でまだ確定ではありませんが、おおむね100メートル×100メートルの範囲と、200メートル×100メートル程度の範囲と見られているとのことです。報道では約3ヘクタールが焼けたとされていますが、最終的な面積は今後の調査で整理されるものと思います。
人的被害については、報道にもあるとおり70代男性1名がやけどを負い、ドクターヘリで搬送されています。命に別状はないとされていますが、当時どのような状況だったのか、何の作業中だったのかについては、現在調査中とのことでした。物的被害については小屋1棟が確認されていますが、その用途についても今後調査されるとのことです。
山林以外への影響についても確認しました。現時点では、農地、作業小屋以外の建物、道路、電柱、通信設備、水道施設などへの大きな影響は確認されていないようです。道路についても、一般の車が入っていくような道路ではないとのことでした。住宅のない地域であったため、住民への避難指示も出されていません。
消防の出動状況としては、長岡消防署から車両11台、職員27人、消防団から車両4台、団員30人程度が出動したとのことです。消防団は山古志方面隊に加え、交代で南部方面隊も対応に入ったとのことでした。数字は今後整理の中で多少前後する可能性がありますが、現場では消防職員、消防団員の皆さんが長時間にわたり対応してくださいました。
また、防災ヘリについても確認しました。新潟県の防災ヘリは岩手県の林野火災対応に出動していたため、今回は群馬県の防災ヘリが投入されたとのことです。新潟県の消防防災ヘリが岩手県へ派遣されていたことは、県の発表にも出ています。
同じ日に魚沼市でも大きな林野火災が発生しており、そちらも心配された方が多いと思います。魚沼市赤土の旧アクシオムスキー場跡地で発生した火災は、26日18時30分時点で焼損面積が約35.3ヘクタールとされ、一時は避難所も開設されていました。27日9時35分に火勢鎮圧となり、避難所は27日正午に閉鎖されています。
山古志の火災ももちろん重大な火災ですが、規模感としては、魚沼市の火災の方が焼損面積も大きく、避難所開設も伴う火災でした。一方で、山古志の火災では負傷者が出ており、決して軽く見ることはできません。山林火災は、場所や風、乾燥具合によって一気に広がる可能性があります。今回も、あと少し条件が違えば、雨が降らなければ、さらに大きな被害につながっていた可能性があります。
林野火災注意報が出ているときに、市民として何に気をつければよいのかも確認しました。注意報の段階では努力義務ですが、山林や原野での火入れをしないこと、花火の打ち上げや仕掛けをしないこと、屋外で火遊びや焚き火をしないこと、燃えやすいものの近くで喫煙しないこと、残り火や吸い殻、火の粉の始末を徹底することが求められます。警報になると、これが義務となり、強制力を持つとのことです。
市民向けには、まず「林野火災注意報が出ているときは、山林やその周辺での火の取り扱いは原則控えてください」と伝えて問題ないとのことでした。特に春先、雪解け後で枯れ草が乾燥している時期は危険です。新しい青い芽が出てくるまでの時期は、枯れ草が燃えやすく、火が広がりやすいとのことでした。
消防本部として呼びかけたい点としては、空気が乾燥している日や風の強い日には焚き火をしないこと。火を使っている最中は、その場を離れないこと。消火器や水バケツなど、万が一に備えた消火用具を用意しておくこと。そして、火災を発見した場合は、携帯電話などですみやかに119番通報してほしい、とのことでした。
今回の件で改めて感じたのは、山林火災は「山の中の火事」では済まないということです。住宅地から離れていても、人がけがをすることがあります。風向きや乾燥状況によっては、道路、農地、電柱、通信設備、水道施設などにも影響が出る可能性があります。消防職員や消防団員、防災ヘリの対応があって、ようやく鎮圧、鎮火まで持っていけるものです。
火を使う側の少しの油断が、大きな火災につながります。山林や田畑の近くで火を扱うときは、「これくらいなら大丈夫」と思わず、乾燥している日、風が強い日、林野火災注意報が出ている日は、火の取り扱いを控える。この当たり前の確認を、地域全体で徹底していく必要があると感じました。
現場で対応された消防職員、消防団員、関係機関の皆様、本当にお疲れさまでした。
負傷された方の一日も早い回復を願うとともに、今後も正確な情報を確認しながら、市民の皆さんにわかりやすくお伝えしていきます。
市政に対するご意見などありましたら、みさわひろとまでお寄せください。
長岡市議会議員
みさわひろと
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