2026/8/20
2011年9月、紀伊半島を襲った記録的な豪雨。奈良、和歌山、三重の3県で死者・行方不明者は88人にのぼり、奈良県南部にも甚大な被害をもたらしました。
来月で発生から15年となるのを前に、十津川村で、紀伊半島豪雨をはじめ過去の水害で犠牲になられた方々を追悼する慰霊祭が行われました。
報道によると、十津川村では紀伊半島豪雨で7人が亡くなり、今も6人の行方が分かっていません。慰霊祭には遺族や村の関係者ら約80人が参列し、犠牲になられた方々に花を手向けました。
私はNHKの記者として、災害やその後の復興を取材する機会がありました。
災害は、発生直後には全国から大きな関心が集まります。しかし時間が経つにつれ、報道される機会は少なくなっていきます。一方、被災した地域や大切な家族を失った方々にとって、災害は決して「過去の出来事」になるわけではありません。
復興取材に携わった経験から、そのことを強く感じてきました。
そして今、私は記者ではなく、奈良県議会議員として防災に向き合っています。
南海トラフ巨大地震をはじめ、いつ起きるか分からない災害に備え、避難や救援物資、地域防災、災害関連死を防ぐ体制など、平時から準備しておかなければならないことは数多くあります。
紀伊半島豪雨では、道路の寸断や大規模な土砂災害が発生しました。山間部を多く抱える奈良県だからこそ、「道路が使えなくなったらどうするのか」「孤立した地域へどう支援を届けるのか」まで具体的に考えておく必要があります。
私はこれまで、紀伊半島3県での防災連携や、災害関連死を防ぐための体制整備などについても県議会で取り上げてきました。
災害の記憶を風化させないこと。そして、教訓を次の災害への備えに変えること。
かつて記者として被災地と復興を見つめてきた経験も胸に、今度は県議会議員として、県民の命を守る具体的な仕組みにつなげていく。それが私にできる仕事の一つだと考えています。
改めて、これまでの水害で犠牲になられたすべての方々に、心から哀悼の意を表します。
県政へのご意見・ご要望はコチラ→ https://line.me/R/ti/p/%40543hdkmo
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