2026/4/30
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
「ろーどーくみあい」ってなんだろうか。入ったこともなく、活動したこともない。なんとなくは知っていますが、あらためて少し調べてみよう。

そもそも、労働組合組織と政治との関り、その規模や数はどの程度なのだろうか。
連合とか全教とか、略語ばっかりでわかりにくかったので、まずは整理してみます。
■ 労働人口と組合加入
■ 日本の労働に関する統計( 2026年3月分:総務省統計局より)
就業者数:6,773万人
完全失業者数:194万人
完全失業率:2.7%
■ 労働組合の加入者数(2025年)
加入者数:992万7000人(全体の約16%)
(主な業種別内訳)
製造業:261万4000人(26.5%)
卸売業・小売業:157万4000人(15.9%)
建設業:83万5000人(8.4%)

引用:nippon.com
さて、全体像はこんな感じ。次は労組組織についてです。
■ 労働組合組織
日本の労働組合組織には大きく3つあります。
●日本労働組合総連合会(連合)
●全国労働組合総連合(全労連)
●全国労働組合連絡協議会(全労協)

これらは「ナショナルセンター」とも呼ばれ、労働組合の全国統括組織を指します。
■ 各労組の規模
●連合:692万4000人(約70%)
●全労連:64万9000人(約6.5%)
●全労協:7万7000人(約0.7%)
約227.7万人がナショナルセンターに属さない(非加入の独立系労組)として存在します。それらは労働組合・運動主体・支援団体と性質が様々なものとなっています。
政治との結びつきは、ざっくりとですが、以下のとおりです。
■ 政治的な結びつき
いずれも政党とは独立していると謳っているものの、事実上は支援組織となっています。
●連合:立憲・国民・社民
●全労連:共産党
●全労協:社民・立憲
最大の「連合」でさえ、全労働者の10%ほどの団体というイメージですね。
国民置いてけぼりの主張も、10%ならさもありなんという印象があります。
つまり、投票率が上がらなければ、「真の民意」が反映されないのです!

引用:日本労働組合総連合会
■ 日教組と全教
聞いたことがあると思いますが、日本教職員組合(日教組)の略です。
近年は思想の偏りも指摘され、加入者数が激減している組織です。●連合に所属しています。

引用:日教組、学校現場の国旗掲揚・国歌斉唱には反対(産経新聞)
【分裂】
●連合に入る前に、1989年の全体会議にて日教組は一度分裂しました。
日本教職員組合(日教組)20万人:●連合
全日本教職員組合(全教)7.1万人:●全労連

その後、日教組は従来の「反対・粉砕・阻止」から、「参加・提言・改革」のスローガンを打ち出し、よりソフトな表現の運動方針を決定しました。しかし、国旗国歌は未だに反対の立場を取っています(そりゃ加入者は普通に減っていくってば)。
全教は、国の教育政策に強く反対し、運動を活発にする組織であり、●全労連に加入しました。
全日本教職員連盟(全日教連)というのもあり、現状の教育を正そうと比較的保守的な立場とされていますが、組織としては伸び悩んでいる様子。●連合に所属しています。
参照:教職員団体の組織の実態について
■ 自治労と自治労連
公務員が所属するのが、全日本自治団体労働組合(自治労)です。
公務員個人は政治・選挙活動が地方公務員法によって厳しく制限されていますが、自治労は民間団体扱いのため政治活動が可能となります。
1989年、こちらも●連合に入るときに反対する組合がありました。日教組のように1組合ではなく、小さな組織の集合体だったので、それぞれの選択をしたイメージです。
全日本自治団体労働組合(自治労)74万人:●連合
日本自治体労働組合総連合(自治労連)15万人:●全労連

■ 1989年に何があったのか
1950年、日本労働組合総評議会(総評)が結成されました。社会党との結びつきが強く、日本最大のナショナルセンターとして、公務員や教員を中心に大きな影響力を持っていました。
その後、冷戦終結の流れや労働運動の変化を背景に、より「現実的な労使関係」を志向する動きが強まりました。こうした中で、総評を含む複数の労働組合組織(同盟・中立労連など)が再編され、1989年に●連合が発足したのです。
一方で、この路線に反対する勢力もあり、●全労連などが結成され、現在のような労働組合の大きな方向性の違いが生まれたのでした。
●全労協が目立っていませんが、「たたかう、まともな労働運動」を掲げています。
2大労組があるなかで、第3極として存在しています。
しかし、「護憲」って書いている時点で何と戦うのかな…といった感じです。
どの労組もグローバリズムの問題点(中間層が没落して、貧富の差が拡大する現象)を掲げておらず、外国人問題にも触れないのはどうなのかと感じてしまいます。
明日はメーデーなので、また詳細を調べてみよう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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