長田 たくや ブログ

ごみ処理施設組合への質問に向けて① ーCO₂だけを見て進むリサイクル政策の危うさー

2026/1/25

兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
もうすぐ選挙ということで、気持ちが落ち着かない日々を過ごしています。一方で、今月末までに猪名川上流広域ごみ処理施設組合議会に向けた質問づくりも進めなければならないと考えています(強制ではありませんがしっかりやっていきたい)。

「環境のため」という言葉の裏で、どれだけのコストと負担が生じているのでしょうか。地方自治体というよりも国策の問題ではありますが、まずは情報をしっかりオープンにして、不合理な部分について市民の方にも考えてもらいたいなと思います。


猪名川上流広域ごみ処理施設組合
川西市のごみ処理は、川西市・猪名川町・能勢町・豊能町の1市3町で共同利用している「国崎クリーンセンター」で行われています。組合が組織され、各市町の選出議員が参加し、予算執行等について組合議会が開催されます。ただ、実質的には処理量の約7割を川西市が占めています。

私は一昨年に組合議員に選出され、今年度も引き続き務めることになりました。そこで今回は、過去の自分の一般質問を改めて振り返り、今回の質問作りを考えていきたいと思います。

プラスチックリサイクルへの疑義
本市では週に1回、プラスチックごみだけ回収されています。
回収されたプラごみはどうなっているのでしょうか?令和 6年 第1回定例会(第1号 2月 9日)

【量】
令和4年度に受け入れたプラスチック製容器包装は1,755.72tうち、およそ5%は手選別で取り除いて焼却処分。

【リサイクル場所】
国崎クリーンセンターから260km離れた広島のリサイクル施設へ運んでいることがわかりました。
しかも週3~4回も運んでいることを確認できました。
➡1回あたり約300kgのプラスチック塊 × 28個
この施設は、視察にも行きまして市政報告会やブログでも報告しています。
参照:【視察報告】 プラスチックリサイクルの現実 【愕然の事実】

【実際の運用】
新たなプラスチック素材になるのが50%。
残りの50%は燃料化(サーマルリサイクル)
➡結局半分は燃やして CO₂ を出しているわけです。

例え長距離を移動しても CO₂ だけを計算すれば結果的にマイナスになるという理論上の試算はあるようですが、移動するための運送業人員への負荷、道路への負荷、CO₂以外の排気ガス成分の環境負荷、これらは考慮されていないと考えられます。

これが”脱炭素”に支配され、CO₂ 以外の事象は極端に視野が狭くなっている証左でもあります。

質問づくり ー製品プラスチックのリサイクルー
令和 7年 第1回定例会(第1号 2月13日)より
容器プラスチック以外に、製品プラスチック(おもちゃやバケツなど)もリサイクルせよということが決まりました。本当に馬鹿げたことだと思います。CO₂だけしか考えられなくなった人間たちの末路と言った具合に。

過去の議事録を確認していましたら、製品プラスチックについては以下の答弁がありました。

なぜすぐに製品プラスチックを回収しないのか?:
プラスチック製容器包装と製品プラスチックを混合した「プラスチック使用製品」のリサイクルは、2021年制定のプラスチック資源循環促進法に基づき、遅くとも令和12年度(2030年度)までに再商品化を進める方針

開始時期:
法律上、明確な開始時期の規定はないが、国の補助金(CO₂排出抑制対策事業費等補助金)の要件となっているため、基幹的設備改良事業のスケジュールに合わせて実施する。

当ブログ参照:【川西市】 国崎クリーンセンターの延命工事と灰溶融炉廃止の本質 【基幹設備改良事業】

処理方法・施設対応:
当面は既存の容器包装プラ処理ラインを活用※するが、製品プラはサイズ・重量が大きく、現行設備では対応困難な部分があるため、基幹改良に合わせて設備・機器を更新する予定。あわせて、試験的な収集・検証を行う必要がある。

※現在は回収したプラごみをクレーンで引き揚げ、袋を破砕してから 人力 選別 して梱包し、リサイクル工場(広島県)へごみを運んでいる。

実施体制:
収集・処理には排出者・収集者の協力が不可欠なため、構成市町と連携し、分別基準や周知方法を検討しながら、円滑な実施を目指す

という感じの答弁がありまして、「目指すな(笑)」と言いたいところです。が、しかし、補助金などが必要なことは十分理解できる点であり、自治体としては条件をのまざるを得ないといったところでしょうか。

いかがでしょうか。リサイクルといって、環境問題!CO₂と言ってどれほどの金と人的資源がつぎ込まれているか。燃やして電気をつくる。このシンプルな構造が一番だというに。ただ、これらは市が悪いというよりも国策なのです。

【質問】

  • この製品プラスチックの設備・機器更新というのは具体的にどのようなものか?
  • 容器プラだと、指定法人「日本容器包装リサイクル協会」がお金を丸々出してリサイクルをしています(そのお金はプラ業者から、つまり商品に上乗せ。すなわち国民負担)。製品プラスチックはこのルートに乗らないため、設備投資には補助金が出ても、ランニングコスト自体は、自治体負担となる理解で良いか?

このあたりを確認していこうかな。あとはビンの回収と啓発事業について、この3点で行こうか。


続きはまた今度。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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長田 たくや

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選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 薬剤師で市議会議員
党派・会派 参政党

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