2026/7/13
先週、見附市議会議会運営委員会の行政視察で長野県飯田市議会を訪問し、「議会改革推進会議」と「一般質問の質問力向上」について学ばせていただきました。
今回の視察で最も印象に残ったのは、
「一般質問は議員が自分の考えを述べる場ではなく、市民・行政・議会が地域課題を共有し、政策につなげる場である」という考え方です。

議員になって一般質問を重ねる中でもまだまだ納得のいく様な質問は数少なく、加えて「どうすれば市民に伝わる質問になるか」「どうすれば市政を前に進める質問になるか」と考える機会も少なくありません。
しかし飯田市議会では、その一歩先を見据え、「質問そのものが政策形成の入口である」という意識が議会全体で共有されていました。
飯田市議会では、
「たかが一般質問、されど一般質問」という手引書を作成し、質問の質を高める取組を続けています。

そこで示されていたのは、
「確認だけの質問」
「地域課題と結び付かない国政中心の質問」
「根拠のない批判」
「先進事例の紹介だけで終わる質問」などは本来の一般質問とは言えないという考え方でした。

大切なのは、現場へ足を運び、市民の声を直接聞き、行政担当者とも対話を重ねながら課題を整理し、地域全体の課題として政策提案へ結び付けることです。
また、「議員一人の質問力を議会全体の議会力へ高める」という考え方にも大きな学びがありました。
飯田市議会では、一般質問の反省会や他自治体の議会動画を活用した勉強会、委員会前の論点整理、政策会議などを通じて、議員個人の学びを議会全体の力へと発展させる仕組みが整えられています。一般質問は個人戦ではなく、議会全体で地域課題を解決するための土台であるという姿勢が印象的でした。
見附市議会においては、2年前から始まった常任委員会での政策サイクルを運用していますので、ここに今回の視察の参考点を加えていければと考えています。
委員会前の議案に対する論点整理や定例会閉会後の反省会などは行なっていましたので、一般質問についての反省や委員会内での共有・調査へと段階を踏み出してもいいのではないかと感じました。
飯田市で取り上げられてた事例が小中学校トイレの洋式化です。
ある議員が「トイレが臭くて授業に集中できない」という子どもの声を一般質問で取り上げたことをきっかけに、議会として現地調査を実施。
さらに議会報告・意見交換会で寄せられた市民の声も重なり、議会全体の課題として整理された結果、予算措置につながりました。
一般質問だけではなく、市民の声、委員会活動、議会全体の議論が重なり合うことで政策が実現した好例です。
今回の行政視察を通じて、見附市議会でも取り入れられるヒントは数多くありました。
私が特に重要だと感じたのは、先ほども書いた様に「一般質問を議員個人の活動で終わらせず、議会全体の政策形成につなげる仕組みづくり」です。
そのためには、一般質問後の振り返りや議員同士の学び合い、優れた質問事例の共有、質問力を高める手引書や自己評価の仕組みなどを検討することも有効ではないでしょうか。
そして何より、市民の声を起点に現場へ足を運び、行政とも建設的な議論を重ねる姿勢を、議会全体でさらに高めていくことが重要だと感じました。
一般質問は、単に質問して終わるものではありません。地域課題を市民・行政・議会で共有し、より良い政策へとつなげるための第一歩です。
今回の学びを、今後の一般質問や議会運営に生かしながら、市民の皆さまの声をより確実に政策へ反映できる見附市議会を目指して、これからも一つ一つの質問の質を高める努力を続けていきたいと思います。
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ホーム>政党・政治家>五十嵐 りょう (イカラシ リョウ)> 【見附市】一般質問の質を高める議会改革を飯田市議会で学ぶ