2021/6/15
「沖縄の新聞は本当に偏向しているのか」をやっと読み終えた。
本書は2016年に刊行されたものを今年の1月に文庫本として新たに4人の沖縄紙記者の
インタビューを加筆したものである。
あとがき、解説を含めて418P。
少しずつ他の本と併用して読んでいたので時間がかかってしまった。
内容としては沖縄出身の記者のみならず本土出身の記者にもインタビューがなされていて何故、記者になったか、また沖縄の辺野古問題、沖縄戦を通して沖縄の新聞が偏向した(と思われる)論説になっているか。その原因たるものを記者の想い、視点から述べている点が面白かった。
また短期間ではあったが沖縄に保守系の新聞が出来た背景(沖縄時報。既に廃刊)、その後の展開、廃刊に陥った原因を関係者の言葉で紹介していく・・・。など興味が尽きず読み進んで行く。
この下りで沖縄の2誌が県民の総意であるという事を改めて感じさせてくれた。
記者を通しての沖縄に於ける問題、どういった視点から記事を書いているのかが分かると一層、現在の沖縄の問題の理解度が深まるのではないだろうか?
更に翁長前知事を通しても日本政府との対峙、国連での演説時に於ける舞台裏も書かれている。
最後に地方紙の果たす役割とは?今後の沖縄の問題を様々な現実と向き合っていきながら名護市長選挙、昨年5月ごろから始まった「NO HATE」のプラカードを持った差別主義者集団に対抗するカウンター行動までの記事で締めくくられている。
と、これで終わるつもりだったが先日の沖縄に於けるアキノ隊員の威力妨害の疑いで家宅捜索され、その際にスマホ、パソコン、ビデオカメラ等を押収され連日、名護署で事情聴取を受けていた問題が起こった。
旧北部訓練場の返還地でアメリカ軍の残した薬莢や弾薬、その他のゴミ、中にはコバルト60を使用した電子管まで・・・。
それをアメリカ軍に引き取って欲しいと返還の行動には支持する部分もある。
本来はキレイにして返すべき、なぜなら日米協定の第四条「基地の返還時に於ける原状回復、補償」にも明記されているのにこの現状。
加えてこうした現状を無視して世界自然遺産登録推薦にこのやんばるの森が選ばれているという現状。
こうした事を多くの人々、特に本土の人々に。という気持ちが今回の行動に繋がったと認識している。
勿論、全てが肯定されるものではないのかもしれない。
来年は本土復帰、50周年の節目であるこの時期に及んでもまだ尚、対等と呼ぶには程遠い現状を日本政府はどう考えているのだろうか?
折下、重要土地等規制法案が強行採決されようとしている時期のこの問題は、法案が通った後の事象を我々に見せてくれているようにも思える。
政府の方針に楯突く、反対の運動を起こすような者は家宅捜索して更に周りの支援者の情報も得ようとしている。
これは沖縄だけの問題ではなく本土にも多大な影響があるといえよう。
現に、市ヶ谷、朝霞、横田は重要指定区域になっているという。
重要施設周辺の1キロの住民は個人情報を取られ、また抵抗すれば罰金と。
一体、他国の脅威から守るという名目でどうしてこのような事が出来るようになってしまうのか?
だからこそ「重要土地規制法案」は絶対廃案にしなければならないと思うのだ。

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