2022/7/21
江戸川区の都市農業への取り組み(金井たかしの「江戸川区情報」)(筆者金井たかしのプロフィール)
2022年7月20日「小松菜・しんとり菜 石川農園訪問」で江戸川区春江町の石川農園に訪問した記事を掲載していますが、今回は、その関係で江戸川区における都市農業について、江戸川区としてどのような施策をとっているかを確認してみることにします。(下の写真は石川農園の小松菜畑です)
江戸川区の公式サイトにおける「都市型農業の確立」のページで、江戸川区の都市農業についての説明がなされています。この「都市型農業の確立」のページで紹介されている主な事業を下に記載しておきます。
【都市農業基盤整備事業】
生産緑地で都市農業を経営している企業的経営農家等を対象に、流通関連及び生産基盤等の施設整備事業に対し補助を行うことにより、農業経営の安定化、近代化を促進し、農地保全を図ります。※「生産緑地」:良好な都市環境の形成を図るために、市街化区域内にある農地につき、緑地としての機能を活かし、計画的に農地を保全していこうとする制度
【都市農業生産支援事業】
生産緑地及び一定期間耕作を継続する農地で、都市農業を経営している農家を対象に、有機肥料の助成をすることで、都市農業経営の安定化を図ります。
【特産葉茎野菜生産振興事業】
特産葉茎野菜の生産振興により経営の安定化を目的として、土壌改良並びに病害虫の予防に必要な経費の一部を助成し、生産基盤の保全を図ります。
【特産農産物ブランド確立事業】
ロゴマークやキャッチフレーズを区のイベントや直売所で活用するだけでなく、市場出荷の際にも利用してもらい、江戸川区の農業を広く全国にPRします。また、都市農業の応援歌「えどちゃん音頭・マーチ」により、更にPRを推進します。
江戸川区公式サイトのなかの「江戸川区の農業データ」の中では、「『東京都農作物生産状況調査』によると江戸川区の小松菜収穫量(令和2年産)は2,791トンで、東京都全体の小松菜収穫量(6,885トン)の約40パーセントを占めています。東京都内では1番の収穫量です。また、『東京の花どころ江戸川』と言われるように、江戸川区では花き栽培も有名です。朝顔・ポインセチア・各種花苗等様々な品種が生産されています。令和2年の江戸川区の農業産出額は1,391百万円で23区内で第1位です。」と記載されています。
江戸川区の都市農業での農業産出額は23区の中でトップの地位を占めるもので、今後も、江戸川区の都市農業を維持・発展させる施策がなされることが期待されるものです。(筆者金井たかしのプロフィール)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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