2026/4/15
本日、中東情勢の緊迫化に伴う「医療・介護現場における物資供給の影響」について、厚生労働省および経済産業省の担当者を招いた部会を開催いたしました。
現場の皆様から「注射器、消毒薬が足りなくなるのではないか」という切実な不安の声が届いています。本日の議論で明らかになった政府の調査結果と今後の対策について記載します。
経済産業省の分析により、現時点での供給能力について具体的な根拠が示されました。
ナフサ(原料)の確保: プラスチックやゴム、消毒薬の容器等の原料となるナフサは、中東からの供給が仮に途絶えたとしても、国内在庫と加工途中の在庫を合わせれば最低4ヶ月〜半年分は賄えます。
輸入先の多角化: すでに北米や豪州など中東以外からの輸入を45万kLから90万kLへと倍増させており代替ルートの確保が進んでいます。
医療・介護の最優先化: 政府は産業界に対し、国民の命に関わる医療・介護用物資への供給を最優先とするよう強く要請し、業界側からも快諾を得ています。
特に不安の声が多い「消毒・滅菌」関連についても詳細な点検が行われています。
消毒薬と容器: 消毒液そのものに加え、それを入れるプラスチック容器やポンプ部についても、供給網に滞りがないか一斉点検を実施中です。
滅菌用ガス: 手術器具の滅菌に不可欠なエチレンオキシド(エチレンガス)については、一時期懸念された原料確保の目詰まりも解消され、現在は安定供給に向けた対応が完了しています。
「在庫はある」一方で、現場で品薄感が出る理由について議論が集中しました。
心理的不安による影響: SNS等で「不足」の噂が流れると、各施設が通常より少し多めに発注してしまいます。この「少しの発注増」が積み重なることで流通に「目詰まり」が発生し、かえって本当に必要な場所に届かなくなるリスクがあります。
政府の情報発信: 厚労省は全国126の医療機関を定点観測し、さらにEMIS(災害時情報システム)を通じて約1万3,000の施設からリアルタイムで不足情報を収集しています。不当な不安を煽る情報に惑わされないよう、解決事例や在庫根拠を積極的に発信していく方針です。
私からは、現場を預かる当事者の目線で以下の2点を要望・提言いたしました。
介護現場で大量に使用される「おむつ」の消耗品は、高齢者の尊厳と衛生環境を守る生命線です。「医療ほど緊急ではない」と後回しにされることがないよう、価格高騰や供給動向を監視し業界と連携した丁寧な情報発信を求めました。
現在、介護事業所等に義務付けられているBCPは主に自然災害を想定していますが今回のような「国際情勢の変化に伴う物資不足」も、今や回避できない現実的なリスクです。こうした事態を想定した備蓄や対応策をBCPに盛り込めるよう、制度面での検討を提言しました。
現場の皆様におかれましては、現在の状況は「物理的な枯渇」ではなく、一時的な「流通の混乱」であることをご理解いただき、冷静に通常通りの発注をお願いしたく存じます。
私も引き続き、現場の声を迅速に政府へ届け、安心な医療・介護体制の維持に全力を尽くしてまいります。
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#一谷勇一郎

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