2026/8/5
1172?4172!夏だね。

7月30日に大阪のオリックス劇場で行われたLUNA SEAのライブに行ってきた。2日連続の大阪でのライブの初日。UNENDING JOURNEY-FOREVER-と銘打たれた33本の公演予定の18本目。ツアーの中間点を折り返したところ。考えようによってはバンドのパフォーマンスが熟してくるころで丁度良い完成度に至る頃合いかもしれない。とはいえ、大阪は6月にもグランキューブ大阪で2日間、既に開催しており何故か本ツアー二度目の来阪。
LUNA SEAと言えばこれまでアリーナやスタジアムでのライブが話題に上がることが多かったように感じるが本ツアーは比較的小規模。追加公演を除けばすべてが各地のホールクラスの会場。中には秦野市文化会館のように1400人程度のキャパの会場もある。高知や水戸での公演も1500人以下クラスの会場である。LUNA SEAの全盛期と比較すれば一桁少ないオーディエンスのキャパだ。だが、現実的に考えるとバンドにとっても観客にとっても双方にメリットがある。まず、チケットが売り切れることでライブのプレミア感がある。そして、チケットを手に入れたファンにも優越感が生まれるかもしれない。よくわからずに誘われたから来ただけの中途半端な客が減り、濃いファンが客席を埋め尽くすことでライブでの会場全体の一体感と士気が高まりやすくなる。バンドにとっても煽りやすく盛り上げやすい。映像や照明などの演出も必要最低限程度で済ませることができる。要するにLUNA SEAのライブ会場のダウンサイズは結成から35年以上も経過しているのだから現実的な対応だし良い意味で妥当である。それによってメンバーと観客との距離も近くなり濃いファンは益々濃くなることも期待できる。ファンもメンバーもそろそろアラフォーの年代に差し掛かる。時空を超えて懐かしむのではなく、現在進行形のLUNA SEAを楽しめるのだからファンにとっては願ってもない状況のはずである。
さて、実際のライブであるが、さすがの盛り上がり。ヘドバンをする猛者はさすがいなかったが手扇子は相変わらず。まるで呪いでもかけるかのように会場全体が挙げた掌のクルクル。セトリは明らかにせずにおくが、LUNA SEAをほとんど聴くことの無かった拙者でも聞き覚えのある曲が5曲もあったのだからさぞかしビッグバンドだったのだと感心する。ライブは2部制。開始から1時間程度で15分くらいの休憩が入る。年を取るとトイレも近くなる。ありがたい配慮と言って良いのかも。ライブの後半のスタートに今年の2月に56歳で亡くなったドラムの真也さんの映像が流れる。ステージは真也さんのドラムも設置されている。在りし日の真也さん映像に合わせてライブ中に演奏される曲もあり真也さんを追悼するというより真也さんもライブに参加していることを連想させる演出である。メンバーのMCにおいても真也さんと共にあることアピール。真也さんが亡くなったことを悲しむようなコメントは避けている印象を受けた。アンコールでのメンバー紹介では全員が前々日に発生した熊本での地震災害に思いを寄せた。チャリティ募金も実施していた。目線が高く恐縮ではあるが、総評として思うのはLUNA SEAはバンドとして理想的な取り方をしているのではないかと思った。V系ロックバンドとして無理をし過ぎては痛々しく見えるしファンも息切れするかもしれない。やんちゃな面を少々窺わせながらも人生経験を積み重ね築いてきた個々の人間性も魅力になる。メンバーもバンドを支えるファンも長い年月を経てもなおLUNA SEAというシンボルを共有する。客席には中高年が多かったが、彼女たちにとってLUNA SEAは一流のパフォーマーに留まらず人生の財産になっているのかもしれない。
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