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坂本 雅彦 ブログ

飲食店の思いやりと配慮が問われる摂食嚥下障害への対応

2026/5/3

GWも仕事でU2

 『飲食店の「ノー」で入店断念…流動食の子、必死の頼みも届かず、外食は大切なチャンス、レトルトやミキサーの持ち込み認めて』(47NEWS)という記事を目にした。非常に驚き、少し気持ちがブルーになると共に憤りすら感じた。

 重度のてんかん性脳症で大田原症候群という指定難病がある。症状として、食べ物を噛む力やのみ込む力が弱い摂食嚥下障害を伴うこともある。家族が入った飲食店で障害を持った子のための流動食のレトルト食品を持参したが持ち込みを断られることがあるという。飲食店に飲食物を持ち込むことは常識的にNGであろうことは誰にでもわかること。だが、障害を持つ子と訪れているのだから何らかの事情があるはずだ。それを察して配慮する思いやりを持つことは人間として重要かつ基本的なモラルなのではないのか。障害を持つ子も本当はみんなと同じような店の料理を食べたいと思っているかもしれない。それが適わないのはのっぴきならぬ事情があるからだ。確かにその店の料理を急にミキサーで細かく刻むように依頼したり、とろみを特別につけて出すように依頼しても対応することが出来ない店もあるだろう。物理的に無理なことはしょうがないが、はなから配慮に欠ける対応をすることはいただけない。店の対応次第では障害を持つ子の家族の心を傷つけることにも繋がるし、嫌な経験がトラウマになることもあり得る。そして、それが社会と繋がりを遮断する障壁となる。

 日本人のらしさとして評されることには、誠意や誠実さがあること、人と協力して支えあうこと、察しや思いやりを重視すること、相手の想いや立場を考えること、大義正義に適う生き方をすること、義理人情に厚いことなどが挙げられる。

 釈然としないのは、ほとんどの飲食店が離乳食の持ち込みはOKで障害者向けの流動食がNGなのかということ。このような障害を持つ家族の8割が外食は懇談だと認識している。2024年4月施行の改正障害者差別解消法は、民間事業者にも「合理的配慮」を義務付けた。障害者の申し出に応じて、負担が重すぎない範囲で障壁を取り除くことを求めている。法律で規定する間でもなく“やれること”なはずである。社会の多様性やダイバーシティや異文化共生など口触りの良い言葉で誤魔化してはいけない。時代と共に社会規範が変貌することはあれど人としての倫理的道徳観が根底にないと多様性も共生も成り立たない。

 盲導犬や介助犬はほとんどの店が入店OKだ。筆談OKの店も増えている。公共交通機関は車いすでの乗車を阻まないし、都市インフラもバリアフリー化が進められてきた。障碍者向けの流動食持ち込みOKの店が当たり前になるように願って止まない。まずは流動食持ち込みOKのステッカーを作成し飲食店の入口に掲示してもらうことから始めるのが良いのではないか。取り急ぎ、知り合いの政治家に相談してみる。

#摂食嚥下障害 #てんかん性脳症 #大田原症候群 #流動食の子 

記事 47NEWS

https://www.47news.jp/13807211.html


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著者

坂本 雅彦

坂本 雅彦

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