2026/8/7
埼玉県戸田市の不登校支援事業「オルタナティブ教育」について視察しました。
多治見市議会議員の片山たつみです。
7月下旬に多治見市議会公明党として視察に行ってきました。
今回の視察のテーマは「子どもの居場所作り」です。まずは、学校教育現場で不登校支援を先進的に取り組んできた埼玉県戸田市へ。
次に地域と連携した子どもの居場所作りに取り組んできた東京都荒川区を訪問してきました。
その報告をさせていただきます。まずは埼玉県戸田市から。
#多治見市 #不登校支援 #埼玉県戸田市
【埼玉県戸田市視察報告】
先日、埼玉県戸田市の「オルタナティブ教育」事業について視察してきました。
今回の視察では、ほとんどの説明を戸ヶ崎教育長ご本人がしてくださいました。そのお話から、教育にかける強い思いがひしひしと伝わってきました。
特に印象に残ったのは、「すべての教育は、教員の働き方改革から始まる」という言葉です。
戸田市では、まず先生方が子どもたちと向き合う時間をしっかり確保できるよう、学校のデジタル化(DX)を積極的に進めてきました。しかも、一時的な取り組みではなく、専門のプロジェクトチームを立ち上げ、本格的に進めてきたそうです。
また、先生の経験や勘だけに頼るのではなく、子どもたちに関するさまざまなデータを活用しながら、一人ひとりに合った支援を考える「教育を科学する」という考え方を大切にしていることも学びました。
その結果、全国でGIGAスクール構想が始まる頃には、戸田市ではすでに先生も子どもたちもタブレット端末を使いこなし、次の段階の教育へ進んでいました。
さらに教育長は、多くの企業や大学、行政とのつながりを広げ、協力してもらえる仕組みを築いてきました。できるだけ費用をかけずに教育環境を充実させようと努力されている姿勢も、とても参考になりました。
このような土台があったからこそ、現在の戸田市の教育があることを実感しました。
こうした取り組みの背景や教育長の考え方は、市のホームページだけでは分かりません。実際に現地へ行き、直接お話を伺うことの大切さを改めて感じた視察でした。
戸田市の不登校支援「オルタナティブ教育」の主な取り組みは次のとおりです。
・教育支援センターを民間へ委託(現在2か所)
・県教育委員会と連携し、県立高校に生徒支援教室を設置
・すべての小中学校にサポートルームを設置し、支援員を配置
・メタバースを活用した学習支援
・スクールソーシャルワーカー(SSW)4名を配置し、全小中学校にも支援体制を整備
・「不登校について考える会」を毎年開催
・専門カウンセラーによるSNS相談を実施
・心の教育アドバイザーを配置
・教育心理の専門職5名を教育センターに配置
このほかにも紹介しきれないほど多くの取り組みがあり、とても学びの多い視察となりました。
子どもたちのため、そして先生方のために全国を飛び回り、「良いものは積極的に取り入れ、できることは何でもやる」という姿勢で取り組まれている教育長の情熱に、大きな感銘を受けました。
今回学んだことをそのまま取り入れることは難しいかもしれません。しかし、多治見市に必要なことをしっかり見極め、一つずつ実現できるよう取り組んでいきたいと思います。


この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>片山 たつみ (カタヤマ タツミ)>埼玉県戸田市の不登校支援事業「オルタナティブ教育」について視察しました。