2026/4/19

小田原市の令和8年度の水防訓練は、野球場の復旧負担などから会場変更と規模見直しを検討しています。
市は「現場実績に基づいて」と説明しますが、国・県との違いや技術継承への懸念について明確な答弁はありませんでした。
大切な水防訓練の参加人数や規模を縮小して大丈夫なのでしょうか?
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【小谷英次郎】
(2)防災訓練について
市民の命を守ることを第一義とする小田原市において、小田原市消防と消防団による、年に1度の水防訓練の機会は非常に重用です。ところが、個別審査において、令和8年度の水防訓練について、従来よりも参加規模を縮小する方向で検討しているとの説明がありました。その理由として、「消防団から参加者を絞りたいとの意向があったこと」と「会場である野球場の復旧作業の負担が大きいこと」の2点が示されましたが、縮小の主な理由はこの2点でよいのか、改めて見解を伺います。
<答弁要旨>
野球場を水防訓練会場として使用することについては、従来から使用後の現状復旧などの課題があり、会場変更を検討していた。また、消防団に会場変更や訓練内容について相談した際に、令和8年度の水防訓練においては、各団の状況に応じて、参加者を選定していただくことで調整を進めることとなった。なお、令和9年度以降の訓練については、令和8年度の状況を踏まえ検討していく。
【小谷英次郎】
消防団が水防に関して実施する訓練は、この年1回の水防訓練が中心であると認識しています。本来であれば、できるだけ多くの団員が参加し、実践的な訓練を積むことが重要と考えます。
今回の訓練では、参加人数だけでなく訓練内容についても見直しが行われるのか伺います。また、実際に過去、山王川で実施された木流し工などの水防工法の訓練は実施されるのか伺います。
<答弁要旨>
水防訓練については、各種水防工法がある中で消防団が現場で活動を行う可能性が高い積土のう工を中心に訓練を計画している。水防訓練の内容は縮小ではなく、より実践的なものとするためチェーンソーの取り扱いなどを盛り込んでおり、従前行ってきた内容の見直しをしている。木流し工などの水防工法については、令和8年度の水防訓練では実施しない予定である。
【小谷英次郎】
工法の選択が、準備が簡単なものに絞られていると感じます。実施しやすい工法は消防団の地域訓練でも行えますが、大規模な工法は水防訓練でなければ実施が難しいのではないでしょうか。
私の調べでは、国や県が実施する水防訓練では、「木流し工」などの大掛かりな水防工法も、技術の伝承や水防団の技能維持の観点から行われています。消防署にとっても、消防団を指導することで水防技術を維持・向上させる意義があると考えます。
こうした状況を踏まえると、水防工法を土のう関連の工法に限定することは、技術継承の面で課題があるのではないでしょうか。なぜ国や県の訓練と異なる方針を小田原市は取っているのか、伺います
<答弁要旨>
木流し工は、水防訓練において令和元年度以降、本市では実施しておらず、水防工法として同様の効果が得られるシート張り工を実施している。本市水防訓練は、水災時の活動実績を踏まえた、より実践的な内容であり、消防職団員の水防工法などの技術の習得や向上を目的とした訓練としている。
【小谷英次郎】
木流し工は令和元年以降実施されていないとのことですが、もはや実施できる技術もなくなっているということでしょうか。先程、私はなぜ国や県と違う方針を取るのか伺いましたが、答弁が十分ではありませんでしたので改めて表現を変えて伺います。昨年実施された第73回利根川水系連合・総合水防演習では「木流し工」「五徳縫い工」「土留鋼板」「月の輪工」などが実施されています。こういった訓練は今年度、小田原市で実施されるのか、伺います。
<答弁要旨>
令和8年度に予定している消防職団員の行う訓練は、積土のう工、改良積土のう工、鋼板積土のう工、釜段工、シート張り工やチェーンソーの取り扱いなど実践的な工法である。五徳縫い工と月の輪工については実施しない予定である。なお、土留め鋼板は今回実施する予定である鋼板積土のう工と同様のものである。
【小谷英次郎】
国や県が実施する訓練内容とは大きく異なっていることが明らかになりました。小田原市の判断の方が国や県の判断より優れているということなのでしょうか。
個別審査では、消防団から「参加人数を絞りたい」との意向があったとの説明がありました。訓練内容が比較的簡易であるため、多人数での実施に大きな意義がないと判断したからではないかと感じますが、小田原市の見解を伺います。
<答弁要旨>
水防訓練は、消防団員にとって水防技術を維持するため、必要な訓練である。現時点において消防団からは、訓練への参加人数についての申し出はない。
【小谷英次郎】
個別審査とは明らかに違う答弁ですが、消防団から参加人数を減らすという申し出はそもそも無かったことにとても安心しました。すると、訓練規模の縮小理由は会場復旧の負担についてのみということになります。
この課題は理解しますが、市民の命を守るための重要な訓練を縮小する理由にはなりません。晴天であれば復旧作業は難しくありません。雨天の場合でも、委託料を用いて車両通行部分を養生するなどの工夫により対応できると考えますが、見解を伺います。
<答弁要旨>
野球場を水防訓練会場として使用することについては、従来から使用後の現状復旧などの課題があり、会場変更を検討していた。
こうしたなか、酒匂川防災ステーション、堤防法面、酒匂川スポーツ広場駐車場を利用することでも、内容や充実度を低下させることなく訓練を行えるものと判断できた
ことから、現在は、訓練会場を変更することで関係団体との調整を進めている。
【小谷英次郎】
人数も減らす。訓練内容も国や県の内容とは大きく違う。全く答弁になっていません。消防団である水防団には、専門性の高い水防活動や常備消防を補完する活動が期待されています。その観点からすると、722名の消防団員が水防活動に対応できる体制を維持することが重要と考えますが、市の認識を伺います。
<答弁要旨>
全消防団員が水防活動を行える体制を維持することは重要であると認識している。
このことから、各分団においても水防訓練に参加した団員がその他の団員に指導するなど、訓練を重ねていくことで体制が維持されるものと考えている。
【小谷英次郎】
それならば、訓練規模を縮小することは適切ではないと考えますが、ここでは視点を変えて、来賓の規模縮小について伺います。
水防訓練には、これまで建設協同組合など関係団体にも参加いただき、連携を深めてきた経緯があります。
また、市議会議員については、各地域の消防団が参加していることを踏まえると、総務常任委員のみの出席とすることが適切なのか、疑問があります。
来賓の範囲について、市の考え方を伺います。
<答弁要旨>
令和8年度の本市水防訓練における来賓については、現在、どなたまでご案内するか、検討を進めている。
【小谷英次郎】
ご検討に期待します。自治会関係者についても、これまでは単位自治会長や地域防災リーダーなどにも参加を呼びかけてきたと認識しています。こうした参加は、消防団活動への理解、地域防災意識の向上につながる重要な機会であったと考えます。このような観点から、地域や市民への参加の呼びかけを行う考えはないのか伺います。
<答弁要旨>
自治会関係者においては、これまで単位自治会長に訓練実施のご案内をしてきた。令和8年度のご案内先については、現在、検討しているところである。なお、水防訓練の実施については、広報誌やホームページなどにより、広く市民に周知していくよう考えている。
【小谷英次郎】
広く周知されることを期待します。県と市が合同で実施する水防演習では、自衛隊による炊き出し、国土交通省の特殊車両展示なども行われ、多くの市民や親子連れが訪れています。令和8年度の水防訓練においても、訓練としての厳格さを維持しつつ、市民が防災を身近に感じられる工夫を取り入れる余地があると考えますが、見解を伺います。
<答弁要旨>
県市合同水防演習は、水防活動従事者の技術の向上及び水防意識の高揚を図るとともに、県民の水防に対する意識啓発を目的とし、見せる要素や住民参加などのイベント性も重視している。
一方で、本市の水防訓練は、消防団員等が水防技術の向上を図るため実施しているものであり、今後も、これまでと同様の訓練内容で実施していきたい。
【小谷英次郎】
最後に予算について伺います。今回の水防訓練は、参加規模が縮小される形で実施される予定であるにもかかわらず、予算要求額は従前と同程度となっています。訓練内容や会場規模に応じて、必要経費についても見直しを行うべきではないかと考えますが、市の見解を伺います。
<答弁要旨>
令和8年度当初予算編成作業と並行して、水防訓練の会場変更等に係る検討・調整を進めているため、予算要求額については従来通りとしている。
訓練会場等の変更に伴い、経費に変更があれば、必要額を適正に執行していく。
【小谷英次郎】
どの部も財政難から、予算要求が通らないものが多いと聞きます。こうした予算要求のやり方を特別に認めていいものかは、疑問が残ります。
水防訓練は、消防団員が水防技術を習得・維持するための年に一度の重要な訓練であり、本市は神奈川県内で唯一の指定水防管理団体として水防体制を担う立場にあります。
その観点からすれば、訓練規模や内容の見直しについては、より慎重な検討が必要であると考えます。
水防訓練は、市民の生命と財産を守るための重要な取り組みです。
今後の実施に当たっては、消防団による技術の維持・継承や水防体制の強化、市民の防災意識の向上を十分踏まえ、より充実した訓練となるよう改めて検討することを強く求めます。
命を守ることを第一義に掲げる小田原市の水防訓練となるよう、期待をしています。
【小谷英次郎・活動インフォメーション】
| 項目 | 内容・詳細 |
|---|---|
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