2026/4/17

今日は小田原市議会予算特別委員会総括質疑連載9回目。水道事業についてです。
👉【小谷英次郎最新Youtube動画はこちら】
https://www.youtube.com/watch?v=lFINBeH7s8E
高田浄水場再整備事業では、給水量の乖離により約15億円の追加改良費が発生しました。小田原市は家庭用水量増や漏水増加を要因とし、基幹管路優先で配水管更新が遅れた点を認めました。施設規模は過大投資を避け一定の余裕を確保したとしていますが、過少リスクの試算は十分ではありません。
総事業費はインフレ分等で約30億円増、水道料金増収で一部回収見込みとのことです。需要予測の誤差はコロナ等で予見困難であったと説明がありました。今後は委員会と連携し適切な事業運営を図るとのことですが、計画管理の課題と検証の必要性を私は指摘しました。
高田浄水場再整備が行われた際、2事業体のうち、1事業体がプロポーザルにおいて失格とされ、残りの1事業体に決まりました。
この当時、小田原市は明確に「人口20万人」を目指していました。社人研の人口減少予測より思ったより減らなかったという答弁がとても疑問でなりません。
以下、すべてのやり取りを御覧ください。
【小谷英次郎】
8 令和8年度小田原市水道事業会計予算中、(款)1資本的支出(項)1建設改良費(目)1第五期拡張事業費について
(1)高田浄水場再整備事業について
高田浄水場再整備事業の総事業費144億円超に対し、今回の計画変更において、再整備事業に約5億円、第二水源地改良事業に約10億円、併せて約15億円の費用を見込んでいます。計画変更に至った給水量の乖離の主要因は、家庭用使用水量の上振れと漏水量の増加との市の説明です。しかし、私は漏水対策の遅れと、高田浄水場再整備事業において当初計画時の施設規模に余裕を見込んでいなかったことが本質的問題だと考えますが、本市の見解を伺います。
<答弁要旨>
・漏水対策については、漏水の早期発見及び早期修繕を行うとともに、全管渠の点検や漏水多発箇所の老朽管更新を開始したことにより、有収率は横ばい傾向となっている。
・基幹管路の更新や、高田浄水場の再整備を優先的に実施してきたことにより、配水支管の更新が進んでいない状況にあると認識している。
・当初計画時においては、国立社会保障・人口問題研究所のデータに基づき推計した結果、今後は人口減少に伴い給水量の減少が見込んでいた。
・近隣水道事業体との連携により送水応援が可能であることから、一定の余裕を持たせながら過大な投資にならない施設規模とした。
【小谷英次郎】
漏水対策について、基幹管路の更新を優先し、老朽管の更新が進んでいない状況にあることが漏水損失の増加を招いたいう答弁でした。計画的な維持管理に遅れがあったと言わざるを得ません。配水管更新のリスク評価と優先順位づけの判断はいつ、どのような基準で行われ、今現在はどう評価しているのか伺います。
<答弁要旨>
・「おだわら水道ビジョン」に基づき、基幹管路の更新を最優先に実施してきた。
・配水支管については、特に重要給水施設に繋がる管路等の管路を優先し更新してきた。
・令和8年度以降は、漏水多発区域の面的更新に取り組んでいく。
【小谷英次郎】
漏水対策への今後の取組に期待をします。次に、施設規模の余裕について「過大な投資にならないよう一定の余裕を持たせた施設規模とした」との答弁でしたが、将来の災害対応力や突発的な需要増への備えの観点から、その判断が妥当であったのか検証が必要です。「過大な投資」を避けたとのことですが、逆に高田浄水場再整備事業において「過少な施設能力」によるリスクコストをどのように試算していたのか伺います。
<答弁要旨>
・施設能力には一定の余裕があり、将来的な災害や突発的な水需要増の予測は難しいが、当初計画時において施設能力が過少であったとは考えていない。
【小谷英次郎】
試算を行っていたら、今回のような事態を招いていないのではないかと指摘いたします。仮に当初の水需要への予見が正しかったならばおそらく当初から第二水源地改良も必要であったと考えます。それもプロポーザル時に織り込んで提案するのが適切だったはずです。当初計画と施設改良後の費用比較について、追加費用は15億円とのことですが、実際のコスト増減をどう捉えているのか伺います。
<答弁要旨>
・今回の施設改良は、構造物等の施設規模を変えずに、送水ポンプ能力等を増強する費用を算出したもので、単純に費用を比較することはできない。
・施設改良の費用については、当初計画時より水道使用料の収入増加が見込まれることから、長期的に見れば回収できると考えている。
【小谷英次郎】
「単純比較できない」「長期的に見れば回収できる」との答弁でしたが、市民からすれば結果的にどのくらい負担が増えるのかが関心事です。施設規模を変えない強化であるとはいえ、総事業費は当初計画に対して、どの程度増加しているのか、また、水道料金収入の増を見込むとのことだが、その根拠を具体的に示せるのか、伺います。
<答弁要旨>
・高田浄水場再整備事業における総事業費の増加額は、インフレスライド分として約25.3億円、施設改良分として約5.0億円、併せて約30.3億円を見込んでいる。
・水需要の見直しに伴う水道料金の収入増は、約2億円を見込んでいるが、水を作るための費用等に約1億円弱必要となるため、残りの約1億円は事業費の増額分に充当するものと考えている。
【小谷英次郎】
費用の実質的な増加とその根拠について確認しましたが、こうした水需要の見直しに伴うコスト増は、予見できなかったものなのか、他市の事例と比較してどうか伺います
<答弁要旨>
・施設規模に影響する給水量については、国立社会保障・人口問題研究所のデータに基づく給水人口の推計値と実績値に差異が生じたことや、コロナ禍の影響などにより、予見することは困難であった。
・他事業体へのヒアリングを行っているが、その地域特性も含め参考としている。
【小谷英次郎】
他市事例への言及はありませんが、予見は困難だった特殊事例と理解します。この再整備事業のプロポーザルが行われたときは、くしくも小田原市は人口20万人を目指していた時であり、当初計画時に、将来的な人口流動や産業構造変化を踏まえた柔軟性余裕を織り込んでいなかったことが不思議でなりません。
今回の水需要見直しに伴う追加費用については、需要予測の誤差や漏水対策の遅れなど、結果的に計画管理が十分でなかったことが背景にあります。
再発防止のため、第三者的な検証や有識者の意見を踏まえ、今後の設備更新でのコストコントロール体制を構築していくべきではないか、見解を伺います。
<答弁要旨>
・本事業については、学識経験者等による組織として、高田浄水場再整備事業推進委員会を設置している。
・今後は、これまで以上に、本委員会との連携を密にしながら、高田浄水場再整備事業の進捗に務めていく。
【小谷英次郎】
ご案内の委員会の議事録を丁寧に読みましたが、水需要を見誤ったことに対しての見解を市は聞いていないし、回答も無い。それは指摘するが、専門家の助言を取り入れ、今後適切に運営してください。
【小谷英次郎・活動インフォメーション】
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