2026/4/16
山東自然の家のあり方の検討をきっかけに、甲山~船坂エリアの将来的な構想について記した昨日の投稿に、多くの反響をいただきました。
お近くにお住いの方々はもちろん、既存の施設に思い入れのある方も多く、皆様にとってご関心の強いテーマですよね。
こうした大きな方針は、地域や市民との対話を重ねて練り上げていくべきものだと、改めて実感しています。
最近では、リゾ鳴尾浜跡地の再整備を契機に、臨海地域を一体的に捉えた「臨海部土地利活用構想(基本方針)」がまとめられました。
海沿いの次は、山側にも目を向けて、将来的な方針を本気で考えてほしいところです。
今後の市の取り組みに期待するとともに、必要な提言を続けてまいります!
さて、本日からは3月定例会で行った代表質問のご報告に戻ります。
代表質問は、市長の施政方針演説と2026年度当初予算案をふまえて行うものですので、私は施政方針の項目にあわせて質問を構成しています。
まず、市政運営の全体像について市長が述べた「はじめに」に対して、4点の質問を行いました。

■□■□■□■□■□■□
(質問1)
令和7年度は、市制施行100周年の記念すべき年でしたが、市議会においては、史上初めて当初予算案が否決される、波乱の幕開けとなりました。私たち会派・ぜんしんが予算案に反対した最大の理由は、市長をはじめとする市当局の、行政改革に対する取り組み姿勢の甘さでした。収支不足が常態化し、危機的な財政状況に陥った本市が、充実した市民サービスを提供し続けるには、行政改革・財源捻出の取り組みが不可欠です。昨年3月定例会における私の代表質問に対し、市長は財政構造改善について「不退転の決意で取り組む」「私に課せられた大きな責務である」と答弁されました。令和7年度の成果と、それに対する市長の評価をお聞かせください。
(質問2)
次に、財政や市民生活に大きな影響を与える問題として、昨年、当会派の牧議員が一般質問で指摘したのが、公共施設における修繕・更新の大幅な遅れです。先送りされている工事の総額は、約657億円という衝撃的な金額で、これは本市が抱える「隠れ借金」とも言えます。施政方針では、冒頭、この「はじめに」の中で、「公共施設の老朽化対策などによる安全・安心の確保」が謳われました。牧議員の一般質問に対する答弁では「計画の進捗に遅延が生じているものについては、できる限り早期に修繕・更新に着手すべき」「早期に計画を改定して実施に移していきたい」等と述べられましたが、令和8年度予算案には、これらを踏まえた修繕・更新の前倒しが含まれていますか。また、計画の抜本的な見直し等、今後の取り組みについてお聞かせください。
(質問3)
次に、施政方針で「子供・教育施策には重点的に取り組んできた」「子供の最善の利益を中心に据えた施策展開につなげる」と述べられたことをふまえて、子育て世帯への経済的支援についてお伺いします。少子化の急速な進行によって、出生率の向上が求められていることもあり、近年、幼児教育・保育の無償化等、国全体で子育て世帯に対する経済的負担の軽減が進められてきました。各自治体においては、人口流入を促す狙いもあり、独自の取り組みを競い合う状況が続いています。本市では、大きな議論を巻き起こしながらも、本年1月から、18歳までの医療費が完全無償化されました。一方で、国費による小学校給食費の抜本的な負担軽減に伴い、複数の近隣自治体が市費を上乗せして完全無償化を進める中でも、午前中の答弁で示された通り、本市は一部、保護者に自己負担を求める方針です。医療費の完全無償化に要する財源は年間約6億円ですが、小学校給食費を完全無償化するために必要な一般財源は、年間約2億円と聞いています。医療費は無償化するにもかかわらず、給食費は無償化しない、という判断の違いはどのように説明できるのでしょうか。分かりやすい直近の例として、医療費と給食費に触れましたが、経済的負担の軽減策は、就学奨励金、奨学金、生活・学習支援事業といった、生活に困窮している世帯を対象とする施策や、0~2歳児の保育料の軽減、部活動地域展開に伴う利用者への補助など、多様なメニューが考えられます。こうした子育て世帯への経済的支援について、どのように優先順位をつけて実施・拡充していくのか、市長の考え方をお示しください。
(質問4)
次に、財政構造改善の取り組みについて、昨年12月に公表された令和7年度効果額は、計画値29億500万円に対し、決算見込みは30億7,500万円で、一定、計画通り進捗しているように見受けられます。事業の見直し等に全力を注いでいただいている職員の皆さんに敬意を表しますが、取組項目別に確認すると、目標値を大きく下回っているものもあります。特に委託費等では、物価・人件費の上昇に伴い、計画通りの見直しを行っても、そもそもの発注金額が上振れしているため効果額が伸びづらく、今後もその傾向は強まるものと考えられます。ここまで述べた公共施設の修繕・更新や子育て世帯への経済的支援等、計画策定時に比べて、多額の費用を要する施策も新たに生じています。これらの状況をふまえ、財政構造改善の取り組みをさらに強化すべきと考えますが、市の見解をお聞かせください。
■□■□■□■□■□■□
ここで多岐にわたる市政の課題のうち、どの部分を取り上げるのか?というところで、各会派の問題意識がよく分かります。
私たちにとって、まず質さなければならないと考えたテーマが、以上の4つでした。
普段は、1つの質問に対して答弁や意見までセットでご報告するのですが、この4問は流れもありますので、まとめて1つの記事としました。
長文となりごめんなさい。
次回、これらの質問に対する答弁&意見をお届けしてまいります!
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>たかの しん (タカノ シン)>代表質問のご報告~市政運営の全体像について~