2025/8/4
昨日は、東京に日帰り出張。
『開かれる自閉』を開く〜社会学者・当事者・発達心理学者の対話〜
に参加させていただきました。
会場は3人机に3人がけの満席状態。
あっという間の3時間でした。
自閉症をめぐる「主体性」のあり方を、医学・心理・社会・当事者の視点から多角的に捉え直す内容で、
高木先生による理論的整理は素晴らしく(書ききれないのでご関心ある方は高木美保歩先生のご書籍『開かれる自閉』をご覧ください)、
赤木先生は発達研究者としての気づきを率直に共有してくださり、
大内先生の実践的かつ温かな応答に新たなアプローチの可能性を感じました。
司会を務めてくださった山本先生のあげてくださった例(定型:定型発達)
「非常に自閉的傾向の強いAさん、特性が中間的なBさん、定型的傾向の強いCさん。この三者の関係において、BさんはAさんと関わると「定型的」な悩みを持ち、Cさんと関わると「自閉的」な悩みを持つ。
自閉性や定型性とは固定された属性ではなく、関係性の中で相対的に立ち現れるものである。」とのことでした。
山本先生は、自閉的と定型発達的という区分を単なる2項対立として捉えるのではなく、関係性の中でどのように現れ、また調整されうるのかを考えることが重要だと指摘されました。
社会では自閉的な方による加害が問題とされやすいですが(医学モデル・個人モデル)、定型発達の方からの加害も見過ごされてはいけない(社会モデル)。
しかし、二項対立ではなく、自閉の方の自己決定を見過ごさず、対話や背景への深い洞察や考察を持った対話で関係性を調整していく。
外から見えない発達の課題の社会モデルによる受容は本当に難しいと感じる日々ですが、たくさんのヒントをいただけました。
諦めず深めて政策へと活かしていきたいと思います。
極めて示唆に富むご講演でした。
次回は精神科の閉鎖病棟をなくしたイタリアの精神医療実践について。日程が合いますように(オンラインだけでも🙏)
#自閉
#佐口よしえ


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