2026/9/9
こんにちは。練馬区議会議員の高橋しんごです。
政治家の発信に必要なのは、相手への公正さ
政治家が、自らの考えや活動を発信することは大切です。行政の課題を指摘し、議会での意見の違いを伝えることも、区民の皆様に判断材料を届ける仕事の一つです。
だからこそ、私は発信する側の「公正さ」が問われると考えています。
自分の主張は背景や理由まで丁寧に説明する一方、異なる意見は短い言葉にまとめてしまう。相手が何を重視し、どのような事情から判断したのかを十分に伝えず、自分の考えだけが正しく見えるように並べる。
そうした説明では、読みやすくても、議論の全体像は伝わりません。
意見が違うことと、相手が何も考えていないことは別です。優先順位が違うからといって、熱意や責任感まで劣ると決めつけることもできません。
また、疑問を投げかけることには責任が伴います。
「おかしいのではないか」と問いかけるだけでも、読んだ方に疑念が残る場合があります。だからこそ、疑問の根拠とともに、確認できた事実、相手の説明、まだ分からない点を示す必要があります。事実と自分の評価を混ぜてしまえば、読む方の判断を狭めることになります。
政治家の発信は、誰かを悪く見せるほど、自分の仕事の価値が高まるものではありません。
何を提案したのか。異なる意見とどう向き合ったのか。実現のために何を積み重ね、何が改善し、何が残っているのか。私は、その過程と結果を伝えることが大切だと思います。
もちろん、合意を重んじることを理由に、必要な批判を避けてよいわけではありません。不合理なことには、根拠を示して厳しく指摘する。その際にも、相手の主張を正確に扱う姿勢は欠かせません。
このことは、私自身の発信にも当てはまります。
自分に都合のよい説明になっていないか。異なる立場の理由を省いていないか。見出しの強さが、事実を追い越していないか。常に確かめながら、言葉を届けていきたいと思います。
政治家の誠実さは、自分の正しさを語るときだけでなく、意見の違う相手をどう伝えるかにも表れるはずです。

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