2026/8/17
こんにちは、練馬区議会議員高橋しんごです。
先日、母校である開進第一小学校の長寿命化改修工事についてお知らせしました。
今回の工事では、教室の内装やトイレ、体育館、空調設備、照明、外壁など、これからも子どもたちが安心して学校生活を送るための大規模な改修が行われます。
学校がきれいになり、次の世代へ受け継がれていくことは、とても喜ばしいことです。
その一方で、改修に伴い、校舎の中に長い間飾られてきた絵や寄贈品、そして卒業制作なども、多くが撤去・廃棄されることになりました。
その中には、校舎東側出入口の下駄箱の上に飾られていた、私たちの卒業制作もありました。

自分たちが小学生だった頃、一人ひとりが作り、自分の名前を残した作品です。
約30年。
自分たちが卒業してからも、ずっと同じ場所で、後輩たちの登校や卒業を見守ってきたことになります。
この話を聞いた時、「このまま捨てられてしまうのは、あまりにも寂しい」と感じました。
そこで、廃棄するのであれば、せめて私たちの代の作品だけでも引き取らせてもらえないかと、学校や区の担当者に相談しました。
簡単な話ではありませんでしたが、所管課にお願いを重ね、今回、無事に引き取らせていただくことができました。
改めて考えてみると、私たちの頃には、トーテムポールや体育館のステンドグラス、体育倉庫の壁画など、いろいろな卒業制作がありました。
ただ、一人ひとりが自分の作品を作り、しかも名前まで残されているものは、実はとても珍しいそうです。
今では卒業制作そのものを行わない学校も多く、開進第一小学校でも、こうした形で個人の作品を残すことは、その後ほとんどなくなったと聞きました。
そう考えると、私たちは本当に恵まれていたのだと思います。
作品を作らせてくださった当時の先生方。
そして、何十年もの間、それを捨てずに学校の中に残し続けてくださった歴代の先生方や学校関係者の皆様。
本当にありがとうございました。
今回、回収した作品は、すでに一人ひとりの作品ごとに切り分ける作業を終えました。

今は、皆さんにお渡しするまで傷つかないよう、一つひとつ緩衝材で包み、保管する作業を進めています。
作業をしながら名前を見るたび、
「懐かしいな」
「そういえば、こんなの作ったな」
と、小学生だった頃の記憶が少しずつ蘇ってきます。
当時は何気なく作った一枚だったかもしれません。
けれど、30年近い時間を経て、自分の名前が刻まれた作品がもう一度自分の手元に戻ってくる。
それは単なる「昔の工作」ではなく、あの頃の自分から、今の自分への小さな贈り物なのかもしれません。
学校はこれから新しく生まれ変わっていきます。
その一方で、そこに残されてきた思い出まで、すべてなくしてしまう必要はないと思っています。
校舎からは姿を消しますが、今度はそれぞれの家庭で、私たち一人ひとりの思い出として残っていく。
そんな形で次につなげることができたことを、私はとても嬉しく思っています。
皆さんの作品は、大切にお預かりしています。
一つひとつ、できるだけ良い状態でお渡しできるよう準備していますので、もう少しだけお待ちください。
そして受け取った時には、ぜひ一度、あの頃の自分を思い出してもらえたら嬉しいです。
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