2026/6/21
こんばんは、練馬区議会議員高橋しんごです。
練馬区議会において、新たに大木裕子副区長が就任されました。
まずは、長年にわたり区政に携わってこられた経験を活かし、練馬区政の発展にご尽力いただくことを期待しております。
一方で、今回の副区長人事をめぐる一部の受け止めには、正直なところ違和感も覚えます。
かつて森田泰子副区長が就任された際、練馬区における初の女性副区長の誕生は、大きな意味を持つ人事であったはずです。
女性の管理職登用、多様な視点の区政への反映、行政組織における男女共同参画の推進。そうした観点から見れば、森田副区長の就任もまた、前向きに評価されるべき出来事でした。
しかし当時、一部の野党会派は副区長選任に反対しました。
もちろん、人事案件に対して賛否を示すことは、議会に与えられた重要な権限です。人物、経歴、区政運営の方向性、説明責任などを踏まえ、それぞれの会派が判断すること自体を否定するものではありません。
ただ、ここで問いたいのは、その判断基準の一貫性です。
「女性副区長の誕生を」と訴えてきたのであれば、誰が区長であっても、どの区政のもとであっても、女性の登用そのものについては公平に評価すべきではないでしょうか。
前区政のもとで生まれた女性副区長には厳しく、今回の人事には歓迎一色ということであれば、それは本当に政策判断なのか、それとも区長が誰であるかによって評価が変わっているだけなのか、区民から見ても疑問が残ります。
人事案件は、与党か野党か、現区長に近いか遠いかで評価されるべきものではありません。
副区長は、区長を補佐し、行政組織を動かし、区民生活に直結する政策を担う極めて重い職責です。だからこそ、議会はその人物が練馬区のために適任かどうかを、冷静かつ公平に判断する必要があります。
今回、大木副区長の就任を歓迎するのであれば、それはそれでよいことです。
しかし同時に、過去の女性副区長人事に対する自らの姿勢についても、きちんと振り返るべきではないでしょうか。
議会に求められるのは、政局ではなく、区民本位の判断です。
女性登用を語るのであれば、都合のよい時だけ評価するのではなく、一貫した姿勢で向き合うべきです。
私は、練馬区政において能力ある人材が性別にかかわらず登用されることを、今後も重要な視点として捉えていきます。
そして同時に、議会としても、その時々の政治的立場に左右されない、公正で責任ある判断を大切にしていかなければならないと考えます。

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