2025/10/6
こんばんは、練馬区議会議員高橋しんごです。
一昨日、昨日と秋の例大祭に参加しました。
土曜日、山車が町内を回る時間帯に激しい雨が落ち、子どもたちの法被や太鼓を守りながらの運行となった。
瞬時の判断と役割の再配置が求められ、各町会・神輿会、の動きは見事だった。
一方で、翌日の日曜日はうって変わっての快晴。
久しぶりに御神輿の肩を入れ、鈴の音と「ワッショイ」の掛け声に背を押されながら、地域が一体になる瞬間の手触りを、あらためて全身で思い出した。
心地よい疲労が残ったが、それ以上に、私の中には一つの課題が澄んだ輪郭で浮かび上がった。
――「担ぎ手をいかに集め、どう次世代へつないでいくのか」。
担ぎ手の中心は四十代、五十代が多い。二十代、三十代の新規流入は決して十分とは言えず、初めて参加する若者にとって、装備や作法、保険、安全面の不安が第一歩を阻む壁になっている。
周知も回覧板やポスター中心で、学校、企業、大学、SNSといった現代の回路に十分つながっていない。
天候急変は今回も示した通り、祭礼を容赦なく試す。雨や猛暑、落雷時の中断基準、待避経路、救護動線を、誰にでも一目で分かる形で可視化・共有する必要がある。

私は、入口を広げ、体験を支え、継続を楽にする三点の同時達成が鍵だと考える。
初参加者向けの短時間レクチャーと軽めの区間設定、法被や足袋などスターター装備の貸与、保険・救護情報の図解提示は、最初の不安を確実に下げる。
家族で来やすい導線や女性・シニア・外国人参加の明示も、裾野を広げるために不可欠である。
春夏の体験会を定例化し、列を整え安全を司るリーダーを系統的に育てることは、技と心の継承に直結する。
運営面では、雨天・猛暑対応のチェックリスト化、給水と休憩の標準配置、騒音・ごみへの配慮を徹底し、参加登録や連絡網、事後アンケートをデジタルで一本化すれば、現場の負担は確実に軽くなる。
行政としても、保険や資機材の支援拡充、ボランティアポイントとの連動、学校・生涯学習の枠組みによる若年層への導線、多言語・ユニバーサルデザインの徹底、熱中症・雷対策のガイドライン統一と共同訓練の場づくりに取り組みたい。
祭りは「モノ」ではなく「人のつながり」そのものだ。だから、担ぎ手の減少は地域の希薄化と表裏であり、逆に言えば、担ぎ手の再生は地域の再生に直結する。
雨に試され、快晴に報われた二日間を経て、私は来年の祭礼に向け、初めての方が迷わず一歩を踏み出せる導線を整え、誰もが安全に、そして誇りをもって参加できる仕組みを形にしていく決意です。
次は、あなたの肩と並べて担ぐ番である。
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