2026/2/12
千葉県四街道市では現在、市議会議員補欠選挙が行われています。その直前には衆議院選挙があり、さらに同日に予定されていた市長選挙は無投票で現職が再選しました。こうした日程の重なりや無投票という状況が重なり、今回の補欠選挙の投票率は20%前後まで落ち込むのではないかという懸念もあります。
しかし、これは単なる「数字の問題」ではありません。投票率の低下は、そのまま民意の縮小を意味します。有権者の5人に1人しか投票しない選挙で選ばれた議員が、本当に市民全体の意思を背負っていると言えるでしょうか。民主主義は、多くの人が参加してこそ機能します。参加が細れば、政治は一部の固定層のものになってしまいます。
現実には、長年にわたり特定の支持層に支えられ、名前を書けば当選するような“固定票型”の議員も存在します。家族代々、地域のつながりだけで投票先が決まる。たとえ議会で積極的に発言しなくても、目立った成果がなくても、票が自動的に積み上がる。そうした構図が続けば、政治は緊張感を失い、新陳代謝も起きません。
一方で、新しい勢力や新興の候補者は違います。支持が固まっているわけではなく、いわゆる「不動票」――まだ投票先を決めていない人々の意思にかかっています。だからこそ、投票率が上がらなければ、公平な競争は成立しません。固定票だけで結果が決まる選挙は、民主主義として健全とは言えないのです。
投票率が低い選挙では、組織票や固定票の影響力が相対的に大きくなります。逆に言えば、無関心層が一歩踏み出して投票所に足を運ぶだけで、結果は大きく変わる可能性があります。わずか数%の上積みが、議席の行方を左右することもあります。それほど、今の一票には重みがあります。
「誰に入れても変わらない」「忙しくて行けない」「どうせ決まっている」――そうした思いが積み重なった先にあるのが、投票率20%の世界です。しかし、それは政治が遠のいた結果であり、政治が私たちの生活に影響を与えなくなるわけではありません。ごみ袋の価格、学校予算、防災対策、福祉、外国人政策、地域経済。市議会の決定は、日々の暮らしに直結しています。
だからこそ、今回の選挙は単なる補欠選挙ではありません。四街道市の民主主義が、開かれたものとして機能し続けるのか、それとも一部の固定層だけのものになるのか。その分岐点でもあります。
特定の候補を支持するかどうかは、市民一人ひとりの自由です。しかし少なくとも、「参加する」という選択だけは、誰にでもできます。投票率を上げること自体が、民主主義を守る行動です。
未来を固定票だけに委ねないために。名前を書くだけで決まる政治にしないために。新しい声が届く余地をつくるために。
どうか、投票所へ足を運んでください。あなたの一票が、四街道市の政治の緊張感を取り戻し、民主主義を前に進める力になります。
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ミヤギ ソウイチ/50歳/男
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