選挙ドットコム

岡本 のぶじ ブログ

兵庫・猪名川町【いながわの木喰学 第13回/いながわ木喰】

2026/7/19

7/19 猪名川町北田原の東光寺。山門をくぐるとまず目に飛び込んでくるのが、樫の巨木に刻まれた立木子安観音です。木喰上人が生木のまま彫った像ですが、明治の初めに雷が直撃し、木は立ち枯れに。切り株はお堂に納められ、今も静かに佇んでいます。
日本では昔から、雷が落ちた木を霹靂木(へきれきぼく)と呼び、神が宿った“特別な木”として崇めてきました。なんと東光寺の子安観音は、木喰が彫った立木仏の中で全国でただ一つの霹靂木。木喰さんの芸術に、雷が“神聖パワー”を追加してしまった、まさに奇跡の一本です。
 
薬師堂には、木喰の自身像を中心に、十王像など計13体が並びます。冥界で亡者を裁く閻魔大王をはじめ、本来なら恐ろしくて震え上がるはずの十王たちですが――東光寺の十王像は、どこかユーモラスで親しみやすい表情。「ちょっと怖いけど、なんか憎めない」そんな絶妙な顔つきです。
さらに、三途の川で亡者の衣服をはぎ取る恐ろしい老婆、葬頭河婆(そうずかのばば)像や、白い肌の白鬼像など、冥界の“キャラたち”が勢ぞろい。まるで「冥界ゆるキャラ総選挙」を開催しているかのような賑やかさです。
 
東光寺には、木喰の技と信仰、そして雷まで巻き込んだ“奇跡の物語”が詰まっています。霹靂木の子安観音と、どこか愛嬌のある十王像たち。猪名川町でしか出会えない、唯一無二の文化財です。
ぜひ一度、東光寺の“雷の奇跡”と“冥界のゆるキャラたち”に会いに来てください。きっと、歴史の奥深さと木喰さんの遊び心にほほえんでしまうはずです。【つづく】
 
これからも、いながわの木喰文化を、わかりやすく楽しく発信してまいります。よければ“いいね”で応援いただけると嬉しく思います。

この記事をシェアする

著者

岡本 のぶじ

岡本 のぶじ

選挙 猪名川町長選挙 (2025/07/20) [当選] 5,079 票
選挙区

猪名川町

肩書 猪名川町 町長
党派・会派 無所属
その他

岡本 のぶじさんの最新ブログ

ホーム政党・政治家岡本 のぶじ (オカモト ノブジ)兵庫・猪名川町【いながわの木喰学 第13回/いながわ木喰】

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_whiteicon_homeicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtubeicon_postcode