2026/6/28






引田公民館で開かれた国政報告会の冒頭、僕も少しだけごあいさつの時間をいただきました。
会場には地域の皆さんが集まり、穏やかな空気の中にも、国のこれからや地域の未来に耳を傾けようという熱気がありました。
僕がお話ししたのは、東かがわ市のこと。そして介護の未来についてです。
これまで何度も現場から聞いてきた声があります。
「更新研修のために時間もお金もかかる。」
「その間、利用者さんへの支援が減ってしまう。」
「本当に必要な学びと、制度として続けているだけのものは違うのではないか。」
ケアマネジャーの更新研修は、長い間当たり前の制度として続いてきました。
だからこそ、「変わるかもしれない」と聞いても、最初はどこか現実味がありませんでした。
制度というものは、一度できるとなかなか動きません。現場では違和感を抱えていても、「昔からそうだから」という理由だけで続いているものは少なくありません。
僕自身も、何度も国へ足を運び、関係者の皆さんと話を重ねる中で、「本当に届いているのだろうか」と思うことがありました。
それでも、現場の声には意味があると信じて、一つひとつ伝え続けてきました。

その日の報告会で、玉木雄一郎代表からこんな言葉がありました。
「この動きは、東かがわ市から始まった声だった。」
その一言を聞いたとき、会場の皆さんと同じように、僕自身も少し胸が熱くなりました。
もちろん、一人の力で制度が変わるわけではありません。
現場で声を上げ続けたケアマネジャーの皆さんがいて、その思いを受け止める人がいて、行政や国会で議論を重ねる人がいる。その積み重ねがあって初めて、大きな制度は動きます。
だからこそ、あの言葉は「自分がすごい」という話ではなく、「地方の声は国まで届く」ということを改めて実感した瞬間でした。
26年間変わることのなかった法令が変わる。
これって凄いことだよね。
制度が変わること以上に、「地方で暮らす人たちの声が、日本の仕組みを動かした」という事実に、大きな意味があるように感じています。
介護の仕事をしていた頃、制度の壁に悩む人を何人も見てきました。
利用者さんも、ご家族も、現場で働く人も、それぞれに精いっぱいでした。
だからこそ、政治の役割は「制度を守ること」だけではなく、「必要なときには制度を変えること」でもあると思っています。
現場には、数字だけでは見えない声があります。
誰かのため息や、「本当はこうだったらいいのに」という何気ない一言の中に、次の時代へのヒントが隠れていることがあります。
それを拾い上げ、市へ、県へ、そして国へ届ける。
その役割を、これからも地道に続けていきたいと思っています。
介護だけではありません。
子育ても、教育も、防災も、地域経済も同じです。
地方には地方だからこそ見える景色があります。
そこから生まれる声には、社会を少しずつ変える力があります。
今回の報告会は、国の話を聞くだけの時間ではありませんでした。
東かがわ市で生まれた一つの声が、多くの人の力を借りながら形になり始めたことを、地域の皆さんと一緒に確認できた時間だったように思います。
これからも、市議会議員として、市民の皆さんからいただく声を大切にしながら、市・県・国、それぞれの立場をつなぐ役割を果たしていきたいと思います。
私たちの暮らしを支える制度は、遠い場所で突然決まるものではありません。日々の現場で感じる小さな違和感や、「これでいいのだろうか」という素朴な疑問が、その始まりになることがあります。
だからこそ、違和感を見過ごさず、無理に飲み込まず、誰かに伝えてみることを大切にしてほしいと思います。
その小さな声が、いつか誰かの暮らしを支え、未来を変える一歩になるかもしれません。
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