2026/6/22
田川市で育つ子どもたちが、毎日笑顔で「行ってきます」と家を出て、安全に「ただいま」と帰ってくる。この当たり前の日常を守り抜くことは、政治が担うべき最も基本的で、かつ最も重要な責任です。しかし、現在の田川市の通学路を見渡すと、道幅の狭い危険な箇所、視界を遮る草木、交通量の増加、そして老朽化したインフラなど、解決すべき課題が山積しています。
私はこれまで、田川市議会議員、そして福岡県議会議員として、現場の声を形にすることを政治姿勢の根幹に据えてきました。交通安全対策は、机上の空論では進みません。実際に歩道を歩く子どもたちの目線に立ち、保護者や地域の方々の「ヒヤリ・ハット」の実感に耳を傾けることからすべてが始まります。
先日、一人の高校生から「通学路の歩道に草が茂っていて歩きにくい」という切実な声をいただきました。すぐに現場を確認し、行政に働きかけて草刈りを実施しました。これは小さな一歩かもしれませんが、こうした現場の「小さな困りごと」を放置しない姿勢こそが、大きな事故を未然に防ぐ鍵となります。通学路の安全確保において、私が重要視する具体的な政策を以下に示します。
第一に、県・市・警察が一体となった「広域連携によるハード整備」の加速です。 田川市内の主要な通学路には、県が管理する道路も多く含まれます。私は県議会議員として培った強力なネットワークと、副議長としての調整力を活かし、歩道の拡幅、ガードレールの設置、路面標示の塗り替えなどを、市の予算だけに頼らず、県の事業として積極的に引き出してきます。例えば、田川警察署の移転新築を推進した経験を活かし、通学時間帯の交通規制の見直しや信号機の新設など、ソフトとハードの両面から警察との連携を強化します。
第二に、デジタル技術を活用した「最新の交通安全教育」の導入です。 これまでの交通安全教室に加え、VR(仮想現実)技術を活用した疑似体験型の教育を推進します。あえて危険な状況を仮想空間で体験することで、子どもたちの危険予測能力を飛躍的に高めることができます。これは福岡県警が全国に先駆けて導入しているシステムですが、こうした先進事例を田川市の教育現場にも積極的に取り入れ、自分の命を自分で守る力を育みます。
第三に、地域全体で子どもを見守る「コミュニティの再構築」です。 「田川の子どもを田川で育てる」。そのためには、行政だけでなく、校区活性化協議会やシニア世代の皆様、そして民間団体との連携が不可欠です。登下校時の見守り活動を支援するだけでなく、防犯カメラの戦略的な設置や、夜道の照明(街灯)のLED化を進め、犯罪や事故を寄せ付けない「明るく安全なまち」を創り上げます。また、子ども食堂やフードバンクなどの地域活動と連携し、通学路の周辺に子どもたちが困ったときに駆け込める拠点を増やしていきます。
第四に、交通弱者である「歩行者優先」の意識改革とルールづくりです。 高齢化が進む田川市において、通学路の安全は子どもだけでなく、お年寄りの安全にも直結します。デマンド交通やコミュニティバスの充実により、無理な運転を控える環境を整えるとともに、生活道路への車両流入を制限する「スクールゾーン」の徹底した管理を行います。
私の政治の土台は、福祉・人権・教育を大切にするリベラルな視点にあります。困っている人を自己責任で切り捨てるのではなく、社会全体で支え合う。この考え方は交通安全も同じです。事故は個人の不注意として片付けるのではなく、環境を整え、仕組みで防ぐべきものです。
財政が厳しいからといって、子どもたちの安全を後回しにすることは、将来への負債です。稼ぐ力を高めて財源を確保し、それを未来への投資である「交通安全」や「教育」に集中させる。この好循環こそが、持続可能な田川市への道しるべとなります。
子どもたちの「行ってきます」という声が、今日より明日、もっと明るく響くまちへ。皆様とともに、一歩ずつ、しかし確実に歩みを進めてまいります。
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ササキ マコト/45歳/男
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