2026/6/20
田川市の現状を直視することから、すべては始まります。私たちの街は今、人口減少と過疎化、そしてそれに伴う財政の硬直化という、非常に厳しい局面に立たされています。自主財源の弱さや公共施設の老朽化、そして膨らみ続ける扶助費や医療費。これらの現実は、決して目を背けていいものではありません。しかし、私は確信しています。田川市は、変えられない街ではありません。
政治の役割とは、困っている人を自己責任で切り捨てることではなく、社会全体で支える仕組みを作ることです。障がいを持つ方、医療的ケアが必要な子どもたち、ひとり親家庭、低所得世帯、そして高齢者の皆様。声を上げにくい立場にある人々に寄り添う「福祉・人権・教育」の政治こそが、私の揺るぎない土台です。
しかし、今のままのやり方で、この大切な福祉を未来まで守り続けることができるでしょうか。ただ支出を増やすだけの政治は、結果として将来世代に重いツケを回すことになりかねません。私が提唱するのは、福祉を守るためにこそ、田川市が自ら「稼ぐ力」を持つという新しい形です。
福祉を充実させるためには、その裏付けとなる財源が必要です。国や県からの支援を待つだけの「待ちの姿勢」では、過疎化の波に飲み込まれてしまいます。私は、市長自らがトップセールスマンとして走り回り、企業誘致や投資を呼び込むべきだと考えます。
田川地域の大きな課題の一つに、医療費の高さと健康寿命の短さがあります。医療費を削るという発想ではなく、市民の皆様が「健康で元気に暮らせる期間を延ばす」ことに注力します。
病気になってから支えるだけでなく、病気になる前から支える。特定健診の受診率向上や、予防医学、地域の社会参加を促す取り組みを通じて、本人の生活の質(QOL)を高めます。健康でいられることが、結果として本人の幸せにつながり、家族の負担を減らし、地域の財政をも健全にする。予防と成長を組み合わせることで、福祉と財政の両立を目指します。
過疎化が進む中で、高齢者や交通弱者の皆様の「移動の権利」をどう守るかは死活問題です。これまでの前例踏襲のやり方では限界があります。
平成筑豊鉄道のあり方についての議論を避けることなく、BRT(バス高速輸送システム)の導入検討や、乗り合いタクシーの充実など、生活に密着したきめ細かな移動手段を確保します。行政が責任を持って、誰もが安心して買い物や通院ができる環境を整えます。
また、老朽化した公共施設や市営住宅についても、すべてを現状維持することは不可能です。使われない施設を放置することこそ、将来世代への不誠実な負担となります。これを、市民が本当に使いたくなるような価値ある施設へと刷新し、コンパクトで効率的な、住みやすい街へと再編していきます。
私の政治判断の基準は、常に「将来の子どもたちに責任を持てるか」にあります。今だけよければよいという予算の使い方ではなく、10年後、20年後の田川を生きる世代が「この街で育ってよかった」と思える環境を残さなければなりません。
教育現場のICT化、不登校対策の強化、子ども食堂やフードバンクとの連携。子どもたちの学びと居場所を守ることは、地域の未来そのものを守ることです。
そして、田川市単独では解決できない大きな課題については、県議会副議長として培ったネットワークを活かし、近隣自治体、福岡県、そして国との「対話と協調」によって解決を図ります。対立のための対立ではなく、具体的な成果を田川に持ち帰る実務型の政治。それこそが、過疎という壁を突き崩す力になると信じています。
結びに
田川市は厳しい。それは事実です。しかし、そこには豊かな歴史があり、支え合う温かい人々がいます。
弱い立場の人を一人にしない。必要な支援を確実に届ける。そのために、街を活性化させ、財源を作り、未来へ投資する。リベラルな福祉の心を持ちながら、現実を動かす実行力を備えた政治。
私は耳の痛い課題からも逃げません。市民の皆様一人ひとりとの対話を大切にし、現場目線で市政を運営してまいります。今を生きる世代の安心を守り、次を担う世代に希望を繋ぐ。そんな新しい田川市を、皆様とともに創り上げていきたい。
田川は、必ず変えられます。一歩ずつ、着実に、この街の未来を切り拓いていきましょう。
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ササキ マコト/45歳/男
ホーム>政党・政治家>佐々木 まこと (ササキ マコト)>田川市の過疎化を乗り越える:持続可能な福祉を実現する「稼ぐ行政」と「支え合い」の挑戦