田中 のりこ ブログ
どうして、自校式給食ではなく、第二学校給食センター建設なのか
2018/11/15
「田中さんは、自校式給食ではなく、学校給食センターがいいと思ってるんですよね」
そうです。
自校式給食のメリットをあげろといわれれば、いくらでもあげられます。
しかし、
今日は、その理由をご説明する前に、これをみてください。
昨年度の決算審査特別委員会で質問するときに調べたデータです。
ダントツにコストが高い学校は、2校。
学校で調理し、その学校の児童生徒が食べている…これは、「自校式給食」です。
木更津市の場合、
自校式給食をしているのは、富岡小と中郷中だけ。
一番高いのは、1食あたり、4000円近いコストがかかっていました。
(この2校は、全校生徒が少なく、現在、統合への準備をすすめています。)
木更津市には、親子給食というのがあります。
学校で複数の学校の給食を調理し、その学校の児童生徒が食べるだけでなく、他校へも配食する場合です。
調理している学校は、
東清小 祇園小、岩根小、高柳小、波岡小、鎌足小、金田小、中郷小、馬来田小、八幡台小。
この10校では、
つくる人が身近にいて、温かい給食がつくるときの香りもプラスされるという良さがあります。
つくる側もこどもたちの反応をみながら、作れてメリットは大です。
ところが、どんどん児童生徒がふえると、学校の調理室でつくるのにも、限界があります。
たくさん作ることによって、コストを下げていた八幡台小・波岡中の一食あたりは、学校給食センターのコストより下がってしまいました。また、これ以上作れないという限界でもあったため、
現在、八幡台小では、第三中の給食をつくり、波岡中の給食は、波岡小でつくり、
波岡小とペアだった畑沢中は、学校給食センターでつくっています。
これは、親子給食が児童生徒数の増加により、やむなく組み合わせを変更した事例です。
さて、一方、
木更津市の学校給食センターは、6000食まで作ることが可能です。
ただし、1クラスごとにコンテナに積むので、人数だけではなく、クラス数にも左右されます。
木更津市の学校給食センターは、PFI方式です。
民間の資金、経営能力、技術的能力を活用し、木更津市が直接実施するよりも効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業の方法です。
どのような公共サービスにするかは、木更津市と契約を行います。
実は、その契約内容が変わるたびに議会で議案として審議されます。
「来年度の児童生徒数の変動により、学校給食センターからの配送する学校を変更します」とか
「真舟小学校の児童が増加したため、運ぶ人員を増やします。人件費を変更します」とか。
いろいろな要因で、H30年3月 H29年3月 H26年6月 H26年3月に議案となっています。
真舟小学校は、新築まもないが、学校に調理場がないです。
児童数も多く、他の学校で作って運ぶのは無理。学校給食センターでの調理となるでしょう。
すると、学校給食センターの6000食のキャパを調整するのは、比較的児童・生徒数の少ない学校が、
調整のターゲットとなります。ある年は、学校給食センターで、あるときは、近隣の小学校で調理してものが運ばれるとかです。
・自分の学校で、調理したものが食べられるのは、全体の1/3の学校で、2/3の学校の児童、生徒が自校式のメリットの恩恵はない
・給食センターと親子式給食のコストは、平準化したほうがいい
私は、そう思っているのです。そう考えると、第二の学校給食センターをつくれば、調整で振り回される学校がなくなるだろうと。
私は、(無理かもしれないけれど欲を言えば、)災害のときにも、炊き出しができる拠点となるような、そんな第二の給食センターがあったらいいなと思っています。
公共施設再配置計画で、いろいろと見直している中で、
良いからといって、コストが242円から3909円と開きがあるのは、見直されなくてはと思いました。
また、組み合わせの変更の対応も、見えない部分で人的コストが増加しています。
その分、教育で、違う部分に力を入れてもらえればと思います。