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八ヶ岳山荘の廃止について

2026/4/29

立川市「八ヶ岳山荘」——山梨県北杜市にあるこの施設には、小学校時代の自然教室や親子での旅行など、思い入れを持っている方も少なくないでしょう。Googleのクチコミでも「4.4」と高い評価がついています。

その八ヶ岳山荘ですが、今年度(令和8年度)で「廃止」が決定しました。

とても残念ですが、その理由は大きく2つあります。
「利用者数の減少」と「施設の老朽化」です。

現在の建物ができたのは、今から35年前の平成3(1991)年。翌年の平成4(1992)年には立川競輪の車券販売金額が907億円(ちなみに令和6年度は294億円)にのぼるなど、バブル経済と言われる中で建てられました。

しかし利用者数は開設3年目の平成5(1993)年をピーク(年間18,529人)に、その後10年以上減少が続きました。

そのため、利用開始当初は一泊大人1,000円、中学生以下500円としていた利用料金を、平成10(1998)年には大人2,000円に改定。さらに平成21(2009)年には立川市民以外の受け入れを開始し、その料金設定は市内利用者の「倍」としました。

さらに指定管理者制度を導入することでサービスの向上や経費削減に努めてきましたが、一時的に利用増に転じるも減少傾向は変わることなく、令和6(2024)年には9,033人と、平成5年と比べて半分以下となってしまいました。

バブル期に建てられたこともあり、八ヶ岳山荘はもともと立派な造りをしています。そのため、平成31年度に約2億3,000万円かけて改修工事をしたあとは、まだまだ使えると感じた方も少なくないでしょう。

しかし標高が高い北杜市では、冬にはマイナス10度以下になることもあり、寒冷地に耐える設備が必要です。平成31年の改修工事後も八ヶ岳山荘は配管を中心に老朽化が進み、館内の排水溝や浴室の劣化、さらに高架水槽の激しい漏水など、大規模修繕が必要な状態となっています。私も昨年現地を視察しましたが、このままでは事業の継続が難しいことは明らかでした。

この大規模修繕を実施した場合に掛かる費用はおよそ10億5,000万円と試算されています。

仮にそれだけの費用で八ヶ岳山荘を継続しても、近年の物価高騰や人件費の上昇で運営コストも増加しています。

じつは利用者一人あたりに掛かるコストは令和6年度で9,489円。そのうちの利用料金を差し引いた額は〝税金〟で負担しています。市内の大人であれば一人利用することで約7,500円を市民皆で出し合っていることになりますし、市外の人が利用した場合にも、5,500円ほどを税金で負担しているのが実状です。

年間の利用者数は立川市民(学校と一般合わせて)が約7,000人、市外の人が約2,000人です(令和6年度)。市民の4%弱しか利用していない現状に加えて、市民ではない約2,000人の利用のために費用負担を続けることが、市の施設として果たして適当であるのか。

様々な現実を考え合わせたときに、負の遺産を次の世代に押し付けてはならないとの理由から、廃止を決定しました。ご理解いただければと思います。

尚、八ヶ岳山荘最後の夏季期間(7/25~8/25)の宿泊抽選申し込みは5月11日(月)までです。詳しくは下記リンクをご覧ください。

◯八ヶ岳山荘
https://www.city.tachikawa.lg.jp/kanko/shogai/1004795/1021131/1020527.html

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