2026/7/16
昨日の党首討論、小川淳也さんの話題(詳細は前記事にて)に隠れがちですが、**本筋はやはり消費税をめぐる論戦でした。政策調査に携わる立場から、印象に残った3人を振り返ります。
●玉木さん「見応えはあるが、説得力に課題」
まず持ち時間最長の国民民主党・玉木代表。食品消費税をめぐり高市総理とがっつり噛み合っていました。論点自体は一聴に値します。
ただ、かつて「消費税は減税すべき」と主張していたのに、その目玉政策を取り下げた経緯がある。どうしても説得力を欠いて見えてしまうのです。
しかも高市総理が「景気に応じて柔軟に対応する仕組みを作る」と答弁し、玉木さんもそれに賛成しながら、「2年後に本当に上げるのか」とピン留めするような問い詰め方をする。
これでは総理の言う柔軟性を自ら奪いかねず、建設的な結論には向かいづらい印象でした。
●安野さん「わずか4分で確かな爪痕」
対照的に光ったのがチーム未来の安野さん。わずか4分ながら消費税に集中し、「状況が変わったのだから減税方針を見直すべきでは」と提起。
減税をメイン公約に掲げず、状況に応じて方針を変える――皇室典範や国旗損壊罪でも党議拘束をかけない同党のスタンスと一本筋が通っており、自党のカラーを総理の前で体現してみせました。
短い時間で確かな爪痕を残したのは、私はチーム未来だったと思います。
●高市総理「隙のない答弁。ただ一点だけ心配」
高市総理はやはり討論に強い。委員会にもっと出てよいのでは、と改めて思ったほどの、隙のない答弁でした。
ただ一点だけ気がかりが。消費税を「国民会議で決める」と委ねすぎると、まとまらなかった際に「決めさせると言ったじゃないか」と批判が向かうリスクがあります。
事務方として関わる立場からも、実際まだ各党の隔たりは大きく、正直まとまるか先が見えない。ここだけは引っかかりました。
とはいえ総じて見応えのある1時間。まだご覧になっていない方は、倍速でも構いませんのでアーカイブをぜひ。
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