2026/6/19
我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日、「公明党千葉県議会議員団」と我が会派「千葉新政策議員団」は千葉県議会議員定数及び選挙区の見直しについて、共同記者会見を行いました。

千葉県は令和7年国勢調査速報値において、初めて人口減少に転じました。少子高齢化が加速し、価値観や生き方が多様化する成熟社会においては、県議会にもより多様な民意や人材が参画・挑戦できる仕組みと環境が求められていると認識しています。
一方で、現在の千葉県議会の選挙状況を見てみますと、前回は選挙区41中15選挙区が無投票。一人区も多く、若い世代含めあらゆる立場の県民がなかなか選挙に挑戦することが難しい状況を生み出してしまっています。
そこで、「公明党千葉県議会議員団」と「千葉新政策議員団」は、一人区の見直しによる多様な民意の反映、無投票選挙の増加への対応、人口減少社会を見据えた選挙区再編を改革の中心課題として検討を進め、双方の案を改めて検証した結果、問題意識の共通点も多く、目指す方向性が一致したことから、県民目線の制度改革を進めるため共同提案に至りました。
両会派は政策本意で歩調を合わせており、大切なことは政局ではなく、県民の代表機関としてより良い制度を構築していくことであるという点も一致しております。


提案内容について、お伝えします。
①民意の反映
任期 4 年の間に議員の転身や引退等が生じた場合、 議員不在となり地域の声が県政に届かなくなるおそれがある。
複数定数区では欠員が生じても代表が不在となる事態はこれまで生じていないものの、2人区においても1人が転身や引退等となった場合、実質1人区となってしまう。各選挙区における多様な意見を県政へ反映させる観点から、複数定数による代表性の確保が重要である。
さらに、前回の統一地方選挙では約 4 割に当たる 15 選挙区が無投票となったことを踏まえ、選択機会の確保の観点からも見直しが必要である。
②選挙区及び定数の安定
5 年に一度の国勢調査を基礎として制度設計を行う一方、 地方部の人口減少と都市部への人口集中が進行している現状を踏まえ、 将来を見据えた区割り及び定数配分を提示することにより、頻繁な改正を避け、制度の安定性を確保する必要がある。
以上の考え方のもと、強制合区や逆転選挙区の解消、一票の較差の是正、人口比定数との乖離の是正を図るため、次のとおり両会派で共同提出しました。
1. 提案内容
現行の「41」選挙区を16減らし、「25」選挙区とする。
現行の定数「95」を10減らし「85」とする。
見直しの結果、強制合区および逆転選挙区の課題は解消し、
一票の較差は「1.87」倍以内となる。
さらに、一人区の解消を行う。
【選挙区および定数】
① 千葉市第一:定数 6(千葉市中央区・緑区・若葉区)
② 千葉市第二:定数 6(千葉市花見川区・美浜区・稲毛区)
③ 市原市:定数 4
④ 市川市:定数 6
⑤ 船橋市:定数 8
⑥ 習志野市:定数 2
⑦ 八千代市:定数 3
⑧ 浦安市:定数 2
⑨ 松戸市:定数 7
⑩ 野田市:定数 2
⑪ 柏市:定数 5
⑫ 流山市:定数 3
⑬ 我孫子市:定数 2
⑭ 鎌ヶ谷市・白井市:定数 2
⑮ 成田市:定数 2
⑯ 佐倉市・酒々井町:定数 3
⑰ 四街道市:定数 2
⑱ 八街市・冨里市:定数 2
⑲ 印西市・栄町:定数 2
⑳ 香取・海匝:定数 3(香取市・神崎町・多古町・東庄町・銚子市・旭市・匝瑳市)
㉑ 山武:定数 3(東金市・大網白里市・山武市・芝山町・横芝光町・九十九里町)
㉒ 長生・夷隅:定数 3(茂原市・一宮町・睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南
町・いすみ市・勝浦市・大多喜町・御宿町)
㉓ 木更津市・袖ヶ浦市:定数 3
㉔ 君津市・富津市:定数 2
㉕ 安房:定数 2(館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町)
2.検討すべき課題と対策
(1)4つの検討事項
① 強制合区の取り扱い
「匝瑳市選挙区」 (配当基数 0.5 未満)が対象となることから、隣接市町村の配当基数を踏まえつつ、地域性及び将来性を考慮し、「香取市・神崎町・多古町選挙区」、「銚子市・東庄町選挙区」と「旭市選挙区」と合区する。
② 逆転選挙区の取り扱い
・ 「八街市選挙区」より人口が少ない「銚子市・東庄町選挙区」の定数を現行 2から 1 減らして 1 とする。
・ 「袖ヶ浦市選挙区」より人口が少ない「勝浦市・いすみ市・夷隅郡選挙区」の定数を現行 2 から 1 減らして 1 とする。
③ 1 票の較差の是正
・ 「船橋市選挙区」 (較差 3.01)の定数を、現行 7 から 1 増やして 8 とする。
④ 人口比定数との乖離の是正
配当基数 1 未満の選挙区については、合区する。
・ 「八街市選挙区」を「富里市選挙区」と合区する。
・ 「白井市選挙区」を「鎌ヶ谷市選挙区」と合区する。
・ 「東金市選挙区」と「大網白里市選挙区」を「山武市・山武郡選挙区」と合区する。
・ 「長生郡選挙区」と「勝浦市・いすみ市・夷隅郡選挙区」を「茂原市選挙区」と合区する。
・ 「袖ケ浦市選挙区」を「木更津市選挙区」と合区する。
・ 「富津市選挙区」を「君津市選挙区」と合区する。
・ 「館山市選挙区」を「鴨川市・南房総市・安房郡選挙区」と合区する。
(2)独自検討
⑤ 政令市における市議会議員と県議会議員の関係
千葉市については、 市議会議員と県議会議員が同一の 6 つの行政区単位の選挙区から選出されており、 市議会議員よりも可能な限り広い地域を選挙区とすべきとの考えから、千葉市を「中央区・緑区・若葉区」と「花見川区・美浜区・稲毛区」の 2 つの選挙区とする。
また、 政令市には多くの権限が委譲され、 県との関係において政令市が担う役割が大きいと考えられることから、配当基数に対して1減の定数とする。

【参考】
現行 41選挙区 定数95
○自民党案 41選挙区 定数96(+1)
○立憲民主党案 27選挙区 定数72(−23)
○公明・千政団案 25選挙区 定数85(−10)
○共産党案 31選挙区 定数95(±0)
来週、開催される千葉県議会議員定数等検討委員会において、各会派から提出された改正案をもとに建設的な議論を進めていきたいと思っています。
このように会派を超えて政策本位で切磋琢磨しながら協議を重ねて協調し、県議会にてより良い制度を構築できるように取り組んでいくというのが地方議会のあるべき姿であると思います。
数の力ではなく、あらゆる立場で当選してきた議員が多様な意見を議会に反映させていくということが私たちの使命でもあります。だからこそ、毎回検討委員会にて、「すべての会派で意見の一致をみない」で終わらせるのではなく、見直しの必要性や実態をこのような形で県民の皆様に知っていただくことによって、現在の千葉県議会の実態と今後について県民の皆様に丁寧に説明し、幅広い議論に繋げていきたいと思っています。

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ミズノ ユウキ/43歳/女
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