2026/6/29
本日のマイスターPTでは引き続きヒアリングを行いました。
日本鳶工業連合会からは、「下積み5年から10年、自信、責任を持って現場を回すには10年から25年必要、そののち後進の指導にあたる」伝統についてお話をいただきました。また、
「なぜその作業を行うのか」
「なぜその安全対策が必要なのか」を理解することを大切にしているとご紹介頂きました。
60歳以上の技能者が77.4万人いる一方で29歳以下の技能者は35.2万人しかいません。若手技能者の技能向上、負担軽減の具体策、短縮労働でも単価を見直す方策、CCUSの見直し提言などをいただきました。
クラフトバンク株式会社からは「世界に誇れる建設職人と建設工事会社が、もっと儲かる仕組みをつくる」をテーマにお話をいただきました。ドイツで職人の賃金が日本の倍になっている現実を目の当たりにしたことが創業のきっかけになっています。工事以外の事務作業を全て自動化するサービスを提供しており、月次売上粗利を自動集計、施主や元請への報告書類の自動生成を可能にしています。クラフトバンクには研究機関であるクラフトバンク総研があり、工事会社の調査も進めています。「人手不足なのに5社に1社は採用活動すらしておらず、ホームページの無い会社が全体の33%」でした。職人の81%が年商5億円未満の企業に所属しており、年商1億円を下回ると業績が悪化と答える会社が増え、価格転嫁や賃上げも進みにくくなります。利益率を上げる仕組みについて意見交換しました。
ものつくり大学(Institute of Technologies)は国内唯一の「技能工芸学」分野の学士・修士の学位を授与している大学です。優れた技能に加えてそれを支える科学的知識、健全な技術的発展に必要な経済・芸術・環境等のセンスと、ものづくり現場での統率力や起業力といったマネジメント能力の涵養を教育理念とし「テクノロジスト」を育成しています。プレゼンテーションは「『社会が高度技能者を求めている』という機運の醸成について期待する」との言葉で締め括られました。期待に応えるマイスターPTでありたいと思っています。

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