2026/4/23
午前4時30分、日の出の少し前に目覚めました。晴れ、5度程度です。随分と日の出の時刻が早くなりました。
函館は桜が満開です。しかし昨日は、黄砂の影響もあり、ちょっと霞がかかったような状態。一方、今日はスッキリした朝。日中も晴れ、15度程度になる見込みです。
1)改めて武器輸出
今回の高市内閣の武器輸出決定に関し、昨日の各紙の社説を読み比べてみました。朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、そして今日の道新はいずれも強い懸念を示し、日本経済新聞は一定の理解を示しつつ慎重な運用を求め、産経新聞は歓迎の立場を明確にしています。同じ事実を前にしながら、論調が分かれていることに、この問題の深さを感じています。
今回の見直しで、殺傷能力のある装備品の輸出が継続的に原則可能となるものです。これは小さな修正ではなく、戦後日本が長く続けてきた抑制的な武器輸出政策の転換であり、平和国家としての立ち位置に関わる大きな変化です。それが比較的短期間のうちに、国会の関与もなく決まったことには、率直に驚きを感じています。
一方で、現実の国際情勢を考えれば、安全保障の観点から同盟・同志国との連携や、防衛産業の基盤維持が課題であることも事実だと思います。理想だけでも現実だけでも成り立たないのが、この分野の難しさです。
防衛官僚だった柳沢協二氏は、今回の制度変更によって、紛争当事国への輸出に例外的な道が開かれたことを指摘しています。仮に国際法違反と指摘される軍事行動を行っている国に武器を供与すれば、間接的にその行為に関与することになる可能性があります。
また、「特段の事情」とは何かという点も極めて重要です。同盟関係を理由とすれば、第三国への移転や紛争への関与につながるおそれがあります。部品供給や整備支援を含めれば、一度関与すれば継続的な関係が生じ、日本が意図せず紛争に巻き込まれる可能性は大きくなります。
さらに考えるべきは、武器輸出が、制度の上で常態化することの意味です。そこには、憲法の下で培われてきた、国際紛争を武力で解決しないという基本姿勢の変質という側面も見えてきます。
だからこそ重要になるのは、「歯止め」をどう設けるかです。
今回の仕組みでは「特段の事情」という例外規定があり、その解釈次第では輸出の範囲が広がり得ます。また、輸出後に装備がどのように使われるのかを完全に把握することも容易ではありません。紛争への関与や、意図しない形での使用のリスクは現実に存在します。「歯止め」と「特段の事情」については、さらに丁寧な議論を積み重ねる必要があります。
さらに気がかりなのは、意思決定の在り方です。武器輸出の可否が政府の判断に委ねられ、国会は事後に通知を受けるだけです。国会のチェックはゼロ状態、単なる追認機関です。国のあり方に関わる重大な問題である以上、国会が実質的に関与し、場合によっては止めることのできる仕組みが必要です。
平和主義とは何か。この問いに対して、単に理念を掲げるだけでは不十分なのは事実です。具体的な制度として、どのようにそれを担保するのかが問われています。紛争当事国への輸出をどう制限するのか、国際法との整合性をどう確保するのか、透明性をどう高めるのか。特に同盟関係を含め、一つひとつ詰めていく必要があります。
今回の決定は、国論を二分する性格を持っています。それにもかかわらず、十分な国民的議論が尽くされているとは言い難い状況です。拙速な結論に流れることなく、制度の中身、とりわけ歯止めの在り方について、今からでも踏み込んだ議論を重ねるべきです。
同時に、この決定は高市政権の下で行われたものであり、その政権を選んだ結果でもあります。そのことに対する一定の覚悟も求められているのだと思います。
安全保障の現実と、平和国家としての歩み。その両方に誠実であるために、いま求められているのは、理念と制度を結びつける冷静で具体的な議論です。今後の国会の役割は、まさにそこにあると感じています。
今回の決定を取り消すべきです。
しかし決まったものを簡単に取り消すことができないのも現実です。とは言え、決まったからといって議論を終わらせるのではなく、特別に審議の時間を確保し、色々な事態に対しする政府答弁を明確にしておくことが将来の抑止に資するものと考えます。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年4月23日 その6814『逢坂誠二の徒然日記』8511回】
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