2026/7/23
6月30日、政府は皇族数の確保に向けた皇室典範改正案を閣議決定し、国会に提出しました。女性皇族の結婚後の身分保持と、旧宮家の男系男子の養子縁組の二本柱です。皇族数の確保は待ったなしの課題であり、審議に正面から応じるべきというのが私の考えです。
野党各党は「立法府の総意」から外れていると反発し国会は空転する中、わが党は自民党と幹事長会談で審議を最優先とする方針を確認し、8日には付帯決議案の修正を前提に賛成する方針を決めました。この改正案には見過ごせない問題が埋め込まれています。
◆合意なき「継承」規定
衆参両院の正副議長が与野党13党派と取りまとめた「立法府の総意」は、皇位継承のあり方は「引き続き検討する」として結論を出していませんでした。ところが条文には、養子本人には継承資格を認めない一方、その子が男子であれば継承資格を与える規定が盛り込まれました。これは皇族数の確保ではなく、新たな皇位継承ルートの創設です。合意した器に合意なき中身を流し込む手法を許せば、全体会議という立法府の合意
形成そのものが意味を失います。問われているのは皇室のあり方である以前に、立法府と行政府の関係なのです。
◆この案は問題を解決しない
妻も子もいない15歳以上の旧宮家の男系男子が皇族となる決断をし、男子に恵まれる。この条件が揃う確率を、政府は示せていません。養子になる意思を持つ対象者や養親となる皇族の御意向を、政府は確認していません。私が現職当時、国会で質し、その旨の答弁を得てきた点です。 立法事実そのものが問われています。側室制度を前提とした男系継承を、一夫一婦制と少子化の時代に維持すれば、継承資格者は世代ごとに細っていきます。男系か女系かという思想対立以前に、皇統の永続という目的を制度が果たせるのかという設計の問題です。加えて、特定の血統の子孫にのみ継承資格を開くことは、憲法14条の門地による差別との緊張を強めます。天皇陛下は6月11日の記者会見で、制度への言及は控えるとされつつ、皇族数確保の議論が「国民の皆さんの理解が得られるものとなること」を望むと述べられました。世論の7割程度は女性・女系天皇を容認しています。国民の理解か
らかけ離れた制度の固定化こそ皇室にとって最大のリスクであり、陛下の御言葉に応える責任は、政治の側にあります。
◆あるべき姿
旧立憲民主党で安定的皇位継承検討本部の本部長を務めた経験から申し上げれば、皇族数の確保と安定的な皇位継承は、次元の異なる問題です。私自身は、養子の子への継承資格規定は条文から削除するか、施行を凍結するのが筋だと考えており、その考えに変わりはありません。
党は付帯決議の修正を前提に賛成する方針を決めました。皇族数確保は先送りできないという判断であり、これを重く受け止めます。だからこそ、付帯決議を紙切れにしないための条件を、党の同志とともに求めます。検討期限の明示、検討の場を全体会議とすること、そして何より養子縁組の運用開始前に結論を得る順序の担保です。退位特例法の付帯決議から本法案まで9年を要した前例を繰り返してはなりません。個人の好き嫌いではなく、皇統の安定という目的から、制度のあるべき姿を導く。議席を離れた身ではありますが、この一点を訴え続けてまいります。
~スタッフ日記「梅雨か台風か」~
関東では、梅雨前線がようやく北へ遠ざかり、晴れの日が戻ってくると言われています。長く続いた雨がひと息つくのはうれしいことです。が、これからの暑さを考えるとまた、それも悩みです。お天気さまはどうしてほどほどにできないのでしょうか。
「これで安心」とは思えないのが、最近の日本の天気です。今年は6月から台風が発生し、梅雨前線と重なって各地で大雨が続きました。各地の被害が報道されました。「まだ梅雨なのに、もう台風?」と驚いていました。梅雨があけるかと思えば、また大型台風が発生しており、台風は秋にくるものという、私のような旧い世代の古い固定観念は一掃しなければいけないと感じました。
異常気象は、もはや特別なことではなく、私たちの暮らしのすぐそばにある現実なのだと感じます。
天気予報を見ながら洗濯や買い物の予定を立てるだけでなく、「避難するとしたらどうしよう」「停電になったら困るな」と考えることも増えました。防災は特別な話ではなく、毎日の暮らしそのものです。
食料品や生活用水を少し多めに備えたり、懐中電灯やモバイルバッテリーを確認したり、家庭でできる備えはあります。
私は怖がりなので、都心部の地下鉄や家屋への浸水、道路の冠水などが本当に不安です。
また、都心部以外では土砂災害にあわれた地域の方々も多数おります。災害国、日本を実感しています。(ななリターンズ)
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