2026/6/26
自民・維新両党が今国会での成立を目指す「副首都推進法案」が、大きな修正を経て6月24日に衆議院へ提出されました。首都機能の分散と東京一極集中の是正は、大規模災害への備えという安全保障の観点からも、経済の地域間格差是正という観点からも、わが国が長年積み残してきた課題です。この法案の本質と問題点を率直に申し上げたいと思います。
◆副首都構想の理念は正しい
法案の掲げる理念そのものは正当です。大規模災害発生時に「国家社会機能の継続性」を確保し、東京一極集中を是正して多極分散型経済圏を形成するという目的は、国家の設計として当然追求すべき方向性です。私は2011年、民主党政権時代に首都中枢機能バックアップ議連の座長を務め、国家存続計画(BCP)の策定に取り組みました。その経験からも、首都機能のバックアップ拠点整備の緊急性は明白であり、今回の法案の方向性には賛意を示したいと思います。
◆「抱き合わせ商法」が招いた混乱
しかし当初の法案には重大な問題がありました。付則に、特別区設置と道府県の
「都」への名称変更を同時に行う場合、住民投票を道府県全域で一体的に実施できる規定が盛り込まれていたのです。これは2015年と2020年の2度にわたり大阪市民に否決された大阪都構想を、3度目の住民投票で有利に運ぼうとする維新の思惑を、副首都という国家的大義の「器」に紛れ込ませたものに他なりません。 自民党大阪府連が「憲法92条との関係で相当問題がある」と批判したのは正論であり、昨年の連立合意の時点で既に総務省内でも指摘されていたことでした。大阪市民が2度下した判断を投票圏域を広げることで覆そうとする発想は、民主主義の精神に反します。
◆修正で「空洞化」が露呈した
修正によって問題の付則は削除されました。これ自体は評価すべきですが、その結果、法案の中身の空虚さが一層際立ちました。副首都をどの地域に指定するのか、バックアップ機能の具体的内容は何か、財政措置はどうするのか。法案は「総理が道府県の申し出に基づいて指定する」とし、基本方針の策定は法施行後1年以内とするにとどまります。何をどこにどれだけ整備するかという中身はすべて
先送りです。指定基準・機能の具体的内容・財政措置の三点が本体に明記されていなければ、国家の非常時対応を真剣に議論しているとは言えません。
◆問われる「国家の設計」の本気度
今回の法案審議で最も気になったのは、憲法92条違反という正論が連立維持の論理に抑え込まれそうになった構図です。 永田町・霞が関では、上位者やパートナーへの配慮が正論による修正を妨げる場面が繰り返されます。正しいことを言っても組織の論理で封じ込まれる構造は、政策の質を確実に低下させます。今回は辛うじて総理と維新代表の党首間決着で修正が実現しましたが、意思決定の遅さは否めません。副首都という国家百年の計を論じるなら、党利や連立の思惑ではなく、「日本はどういう国土構造を目指すのか」という問いから出発すべきです。国家の器だけを先に作り、中身を後回しにする政治の癖を断ち切らなければなりません。副首都の「あるべき姿」は、政局の産物ではなく、国民の命と国土の未来から逆算して決まるはずです。その原点に立ち返り、正論から逃げない議論を、私は求め続けます。
~スタッフ日記「事務所から見える景色」
こんにちは、富士男です!
事務所に入所して最初は16時ぐらいから夕暮になっていたのが、最近は仕事が終わる18時になってやっと夕暮れになりそうな太陽の沈み具合を感じ、時間が過ぎるのが早いなと思う今日この頃です。
今日は事務所から見える景色について書きたいと思います。
まぶちすみお事務所は学園前の高台にあるビルの6階1フロアにあることから、事務所からは西は生駒山、東は若草山と奈良市内を大半を見渡すことができる場所にあります。
この事務所から見える景色は私は気に入っておりまして、事務作業で疲れた時に見ると、緑と建物のコントラストが本当に癒されます。
私は39年前に大阪から事務所から見える景色から言うと北にある大渕配水塔あたりに引越ししてきて、ほぼ大半を過ごしてきました。
事務所から見える大渕配水
塔がある周りと言うと、団地が一帯に存在し、団地の周りを住宅と森が占めるエリアであります。
団地自体は昔から佇まいは変わることがないのですが、いざ仕事で団地の中を歩いてみると、団地の真ん中にあったショッピングセンターは私が小学校の時にはスーパーや文房具屋などが立ち並び、夏は夏祭りが開催されるなど賑わいを感じることが出来たが、今はかつての賑わいが感じられず、また団地を見て回ると空室が目立ちすれ違う人は私の親世代の方が多く少子高齢化の波を感じました。
遠くから見ると、景色は昔とは変わらないかも知れないですが、自分の足で歩いてみると社会のリアルが感じられる、秘書の仕事に奥深さを感じ、毎日自分の足で歩き日焼けで顔を真っ黒にしながらまぶちすみおの再起に貢献すべく日々頑張ってます!
(富士男)
The post 第1231号 副首都法案の「大義」を問う! first appeared on 馬淵澄夫(まぶちすみお)奈良県第1区 前衆議院議員.
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