2025/11/4
「外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議」第1回会合が4日、総理官邸で開かれ、私も外国人政策担当総理大臣補佐官として出席しました。
今後、木原稔官房長官が議長、小野田紀美担当大臣と平口洋法務大臣が副議長を務めますが、この日は高市早苗総理も出席して各大臣に指示を出し、できることから実施するよう求めるとともに、来年1月を目途に総合的対応策の改定版を取りまとめるよう指示しました。
①既存のルールの遵守、各種制度の適正化について
[法務大臣は]
・不法滞在者ゼロプランの強力な推進
・在留資格の審査の厳正な運用(納税状況等の活用を含む)と在留資格の在り方・帰化の厳格化の検討
・外国人の受入れの基本的な在り方に関する基礎的な調査・検討
[厚生労働大臣、文部科学大臣をはじめとする各種制度の所管大臣は]
・国保料、医療費(入国前の民間医療保険への加入の検討を含む)、児童手当、就学援助、外国人留学生、外国人学校に対する制度運用の見直し、適正化
・出入国管理庁と市区町村または関係行政機関との情報連携
・在留外国人(成人、子供)への日本語教育の充実
・査証手数料と在留許可手数料の見直し
[国土交通大臣は]
・日本人出国者に配慮しつつ、国際観光旅客税の拡充。観光客の過度な集中の防止と、地方分散の推進、マナー違反などオーバーツーリズム対策の強化
[国交大臣、厚労大臣、地方創生担当大臣は]
・民泊の適切な運営に向けた具体的な対応策
[国家公安委員長は]
・外国人犯罪に対し、国内関係機関や外国捜査機関等と連携した厳正な取締り
・入管庁との連携による不法滞在者対策の推進
②外国人による不動産保有の実態把握について
[法務大臣と農林水産大臣は]
・「不動産の移転登記時」及び「森林の取得の届出時」の国籍把握の仕組みの検討
[財務大臣は]
・外為法に基づき、国外居住者による不動産取得を幅広く把握する仕組みの検討
[国交相は]
・国外からの取得を含めたマンションの取引実態の早急な把握と結果公表
[法相とデジタル大臣は]
・国籍情報も取り込んだ一元的なデータベース「不動産ベース・レジストリ」を機能させ、実態を把握
[小野田大臣、防衛大臣、外務大臣は]
外国人の土地取得等のルールの在り方を検討するため、安全保障への影響や国際約束との関係を具体的に精査
◇ ◇ ◇
この会議は、担当大臣を指名して具体的な指示を出し、スピード感をもってできることからどんどん進めていく、高市総理の特徴が強く現れています。
事務方のたたき台に、日本語教育の充実や、民泊問題(地元墨田区でトラブルが多発)への対応など、私が提案して付け加えたり、削除した項目もあります。今後も地元をはじめ全国の皆さんのご意見を聞き、幅広く対策づくりに当たってまいります。

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