
選挙で当選・落選にかかわる「最後の議席」をめぐる得票数が同じだった場合はどうなるのでしょうか。今月8日に行われた佐賀県の有田町議会議員選挙では、最下位での当選者が2名とも全く同じ票数となりました。
16名の定数に対し、18名が立候補した有田町議会議員選挙。開票作業が行われたところ、「最後の当選者」となる16位が
樋渡 徹氏 508票
手塚 英樹氏 508票
と、2名が全く同じ票数となりました。

それでは、どのように当選と落選を決めるのでしょうか? 公職選挙法では「当選人を定めるに当り得票数が同じであるときは、選挙会において、選挙長がくじで定める。」とあります。つまり「くじ引き」で当落を決めるのです!
ここで、「選挙会」とは、選挙を管轄する総務省のサイトによれば「各選挙では、開票の結果を開票管理者からの報告によって確認するなどしたうえで当選人を決定する選挙会が置かれます。」とあります。
「選挙長」とは、同じく「この選挙会に関する事務を行うのが選挙長です。選挙長は、立候補の届出の受理なども行います。また、選挙長は、その選挙の有権者の中から、その選挙を管理する選挙管理委員会によって選任されます。」とあります。
この選挙会でくじ引きが行われます。くじ引きの具体的方法は各選挙管理委員会で決めますが、棒の先に数字が書いてある「棒くじ」が使われ、数字が小さい棒くじを引いた候補者を当選者とする自治体が多いようです。
今回、同点の候補者が2名となった佐賀県有田町議会議員選挙では、番号の付いた10本のくじを引いて、当選者を決めました。くじ引きの結果、番号の少なかった樋渡 徹氏が当選を果たしました。
「自分の1票なんて、選挙に影響しない」といって、投票に行かない方も多いかもしれません。ですが、今回のようにわずかな票差で結果が変わることも選挙ではよく起こります。ぜひ、1票を無駄にしないようにしてくださいね!
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします