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民主党から中道改革連合まで、旧民主系政党の歴史を今野忍記者が解説

2026/9/11

選挙ドットコム編集部

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2026年9月10日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、中道改革連合に至るまでの旧民主系政党の歴史を取り上げました。民主党による政権交代が起きた2009年から政治部記者として与野党を取材してきた政治ジャーナリストの今野忍記者が解説!MCの選挙芸人・山本期日前氏も驚く離合集散の経緯とは?

今野記者:続いて、旧民主系勢力の離合集散の歴史をちょっとおさらいしましょう。元の始まりは2003年の「民由合併」です。今と似ているんだけど、民主党のもっと前に「新進党」があって、新進党が分裂した後に比較的リベラルな人たち、旧日本新党とか色々な政党から集まって「民主党」ができた。新進党と一緒にならなかった小沢一郎さんが「自由党」を作ったんだよね。その自由党と民主党が一緒になった「民由合併」と言うのが歴史的に大きな出来事でした。

この直後の2003年衆院選で、民主党は177議席取ります。これは旧社会党時代より多い。第一野党となりました。今の「中道改革連合」に似ているんだよ。

それで、2007年参院選、第一次安倍政権で年金問題とか色々な問題が出てきた中で、民主党が参議院第一党になります。

MC期日前氏:「姫の虎退治」(2007年参院選岡山選挙区で民主党新人の姫井由美子氏が、自民党現職の大物議員だった片山虎之助氏を破って初当選した際に使われたキャッチフレーズ)とかのタイミングですね。

今野記者:それで2009年に政権交代。民主党が衆院選で308議席を獲得しました。

MC期日前氏:投票率は70%くらいになりましたよね。

今野記者:マニフェストは「子ども手当2万6000円」「高速道路無料化」「ガソリンの暫定税率廃止」など、色んな公約があってね。(中略)あと「子育て増税」もありました。「子ども手当やります」と言っておきながら、先に年少扶養控除を廃止したから、一定の年収がある人たちは実質増税されたんだよね。本当に民主党政権は子育て世帯に増税したんだよ。酷くない?それでも応援していた支援者の人たちは偉いと思うわ。

(中略)当時約束していたことはやらないで、約束していない「消費増税」だけしっかりやっていったから、その後の民主党系に対する不信感に繋がっている。だから、僕はやっぱり、今の世代の玉木(雄一郎)さんとか小川(淳也)さんたち、当時は(党の)役職にいなかった人たちが中心になってやっていくことになったのは唯一良いことじゃないかなと思っている。あの時それを主導した人たちが、今回である意味、一掃されたわけだからね。

具体的に名前を出せば、旧民主党の安住(淳)さん、野田(佳彦)さん、岡田(克也)さん、枝野(幸男)さんたちの世代ですよ。そのもっと前だと菅(直人)さんとか。小沢さんもそうだけど、小沢さんは消費税増税に反対した側。それで、消費税に反対して出て行ったのが小沢さんの「国民の生活が第一」。与党なのに分裂するってなかなかないですよね。

MC期日前氏:この後、「日本未来の党」とか「生活の党」とか色々な政党が出てきました。

今野記者:「生活の党と山本太郎となかまたち」みたいに、極限まで削れていくみたいな展開がありますからね。全部紹介すると多分画面に収まらないので、この図では少し端折りました。それは別の機会にやりましょう。

MC期日前氏:一応その辺は、本当はもっと細かいということですもんね。

今野記者:僕は2009年から政治部だったから、民主党のある意味「凋落」をずっと見てきたからね。(中略)

MC期日前氏:そして2012年7月に「国民の生活が第一」が衆参49人で結党され、同年12月の衆院選で政権交代、民主党は下野しました。

今野記者:民主党の獲得議席は57議席で、「惨敗」と言われています。この時、野田代表と安住幹事長代行。当時は、輿石東さんが参議院幹事長だったから、事実上衆院選を仕切ったのは安住さんでした。だから野田・安住コンビは二度もこれをやっている。

その後2016年、江田憲司さんたちの「維新の党」と一緒になって「民進党」を結党します。(中略)衆院選前にこれも分裂します。

ここで「希望の党」が2017年衆院選の直前にできて、安全保障系は「排除します」という小池百合子さんの発言で、枝野さんが「立憲民主党」を立ち上げました。参院は民進党に残ったんだよ。今と似ているよね。希望の党は衆院選で惨敗します。だって小池さんも自分が出馬したわけじゃないし。ただ、惨敗と言っても、立憲民主党が野党第一党で55議席、玉木さんたちが所属した希望の党が50議席だったんだよ。当時は「こんなに弱い野党第一党はない」と言われていましたが、今よりはマシな結果でした。

MC期日前氏:だから今のこの状態を、前原(誠司)さんと細野(豪志)さんの対談とかで「あの頃を語る」「今どう見ているのか」という企画をやってほしいですね。仕掛けた側のお二人とも、今は与党側にいる。

今野記者:それもすごいよね。だから10年経つとどうなっているか分からないね。(中略)10年経ったらまた全然違う景色かもしれない。

そして、希望の党をつぶして、希望の党に残っていた民主党系と、参院民進党に残っていた民主系が一緒になって「国民民主党」を作りました。一方で、蓮舫さんらは立憲民主党へ行ったから、参院の民進党系は「立憲系」と「国民系」に割れたんだよね。

その後、2020年に「新・立憲民主党」ができます。この時はまさに朝日新聞で野党担当だったけれど、立憲民主党と国民民主党が合併するんだよ。この時に玉木さんが「行かない」決断をして榛葉(賀津也)さんや古川(元久)さんと残ります。(中略)当時は15人。その後4年くらいは玉木さんご自身も言っている通り、鳴かず飛ばずの「地下アイドル」状態だったよね。そして2024年衆院選に「手取りを増やす」でブレイクして、今や野党第一党をうかがう勢いなのが玉木・榛葉コンビです。

MC期日前氏:よく耐えて、という感じですね。

今野記者:そうだね。立憲系は約150人まで行ったんだけど、逆に今回の「中道」の件で公明党とくっついたことで、また21人まで下がってしまった。そう考えると、歴史的に見て「希望の党」と「中道改革連合」、どちらも衆院選直前の駆け込み合流はうまくいかないし、このビジネスモデルはやっぱり斉藤さんや野田さんたちの古い世代の考え方だよね。今はこのビジネスモデルはちょっと厳しいなと思います。

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