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2025年2月5日に公開された動画は、前回の動画に続き、SNSのデマとファクトチェックがテーマです。
ゲストに日本ファクトチェックセンター編集長・古田大輔氏をお迎えし、デマが広がる仕組みやデマから自分の身を守る方法についてのお話を伺いました。
【このトピックのポイント】

デマは、どういう人が流しているのでしょうか?
日本ファクトチェックセンターは「情報拡散の核となる人たち」を3パターンにまとめています。
MC伊藤「例えば、自分が正しいと思い込んだり、注目を浴びたいなとは、誰しもが思う気持ちだと思うので、そこに加担しないようにしなきゃいけないですね」
次に、日本ファクトチェックセンターが実施した「偽情報・誤情報の拡散理由」のアンケート結果を見ていきましょう。
古田氏「先ほどの例はデマを流す人で、こちらはデマをシェアする人です」
1番多い理由は「情報が興味深いと思ったため」であり、2番目は「情報が重要だと感じたため」でした。情報が大切だ、面白いなどと、『善意』を理由として情報をシェアしているのが特徴です。
また、3番目の理由は「情報に怒りや不安を感じ、それを表現したかった」です。
これは『正義感』で間違った情報をシェアして、間違った方向に進んでいるといえます。
古田氏は「みなさんが善意からやっていることでも、世の中に大変な状況を広げることはよくある。間違っていると思っていないから、軽い気持ちでシェアした結果、損害賠償を求められるケースもあるので、みなさんも本当に気を付けてほしいなと思います」と呼びかけました。

では、私たちがデマに振り回されないためのヒントとなるキーワードを、古田氏が解説します。
1つ目は「フィルターバブル&エコチェンバー」です。
SNSでは自分が好きな情報だけを届けてくれる「アルゴリズム」が働いています。
例えば、YouTubeの自分のアカウントを開くと自分の好きな動画がずらっと並んでいる状態はアルゴリズムによります。
そのアルゴリズムで作られたフィルターを通したものだけが見えて、他の情報が見えなくなる現象が「フィルターバブル」です。
「エコチェンバー」は、自分と好みが近い人が集まり、同じような意見ばかりに囲まれている経済の成り立ちです。
「フィルターバブル&エコチェンバー」では、他の情報や異なる意見が耳に入らなくなり井の中の蛙状態に。これは、意識的にさけないといけない状態といえます。
2つ目は、過激な情報ほどバズる「アテンションエコノミー」です。
これは注目を集めれば集めるほどお金になる状況を指し、どんどん過激でキャッチーなものが増えていく特徴があります。
MC伊藤「昨年の兵庫県知事選挙で、過激な、言い切り型の動画がバズったりしたのは、そういう人の習性もあるのかもしれませんね……」
3つめは、甘言は耳に快い「確証バイアス」です。
騙されるのは情報弱者だからだとよく言われますが、「みんな騙される」と古田氏。
なぜなら、人間の脳は、自分の考えに近い情報は論理的な証拠がなくても自動的に正しいと思い、逆に気に入らない情報は間違っている、または耳に入らない、記憶に残らない傾向があるからです。
古田氏「そういう能力が全ての人間には備わっているから、それを意識して気を付けて情報を収集して、分析しないといけない」
MC伊藤「なるほど。自分だけは大丈夫という思い込みが一番危険ですね」
古田氏「ちなみにそれは『ダニングクルーガー効果』と言って、自分を過大評価して、他人を過小評価すること。あいつらは馬鹿だから騙されてるけど、俺は大丈夫と思うは、ダニングクルーガー効果が出ていて、逆に騙されやすい……」
何かの情報を見た時には、反対意見も調べるなど内容を吟味する「クリティカルシンキング」の訓練を積むこともデマに騙されない対策になると古田氏は解説しました。

ネット空間の言論と上手く付き合っていくためには何が必要なのでしょうか?
古田氏は、情報と上手く付き合っていくためには、自分の「情報的健康」に気を付けないといけないとコメントし、質が高い情報をバランスよく得られるように、自分の情報の消費活動を見直すことを勧めました。
MC伊藤「質が高い、健康的な情報を得るためにはどうすればいいのでしょうか?」
古田氏「新聞は最低一紙見た方が良い」
なぜなら、新聞は情報量が多く、昨日までの国内国外の重要な情報が網羅され、紙面をめくるだけで多くの情報が目に入るからです。
一方、例えばYahoo!ニュースのトップページの政治経済記事は3、4本程度で、すぐに入れ替わるため、トップ記事だけを読んで、ビジネスや政治的な判断をするのは困難だといえます。
古田氏は、新聞で基本的な情報を収集した後に、専門性の高いメディアで情報を深掘りしていく方法をしたらいいのではと語っていました。
MC伊藤「基本的な情報として、新聞を見る。それを鵜呑みにしろということではなくて、それを基本にして、そのうえで知りたい情報をネットで深掘りする。これだと、明日からできそうですね」
最新のプラットフォーム側のファクトチェックの現状も徹底解説!
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