
5月20日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、国民民主党の足立康史参院議員をゲストにお迎え!足立氏が提唱する従来の与野党の枠組みを脱した「新しい責任政党」のあり方、そして「責任政党ガバナンス」という日本政治の新たな仕組みとは?MCの毎日新聞政治部・田中裕之記者が深掘りインタビューします。
足立氏: 古い自民党ができた1955年から「55年体制」っていうの70年間続いてきたわけですよね。自民党が45、6年、自公が26年で70年間、自民党レジーム、自公レジームを延命してきましたが、それはもう終わったんですよ。ただ、第三のレジームがまだ決まってないじゃないですか。その第三のレジームを今作るために、高市(早苗)さんも頑張り、玉木(雄一郎)さんも頑張ってて、あと国重徹さんも頑張っている。あとは誰も何もやってないですよ。やっていますか?維新の会はそのために汗をかいてますか?かいていない。だってみんなでね、衆参の選挙制度をやろう、合区解消をやろう、いろんなことを「選挙制度」っていうことで……だって衆議院も参議院も軋んでるんだから。

それを一生懸命やってんのは高市さんと玉木さんであって、それをぶち壊そうとして、衆議院の(定数)45をまず時限爆弾を仕掛けて爆発させようとしている維新の会は、役に立ってますか? じゃあ、副首都法案は?だって、首都機能なんて国家百年の計ですよ。条文が出てきてないのに、どうやって仕上げるんですか?
憲法もね9条2項を声高にやって、ネトウヨの関心を引こうとしている。これ、まったく国の未来に役に立ってない政党ですよ。(中略)
MC田中記者: ただ、維新も「選挙区調整」でいったら、自民党とも関西ですみ分けみたいな風にできるじゃないですか。一方で、そこに国民民主党が入ると、また選挙調整が難しくなってという側面はあるんじゃないですか?
足立氏: 国民民主党はどうでもいい。
MC田中記者: どうでもいいんですか?
足立氏: だって別に、責任政党同士で選挙区調整せなあかんなんて、どこにも書いてないですよね。私の申し上げている新しいレジームというのは、古い55年体制の常識は考えなくていいんですよ。玉木代表が再三、昨年来言っている与党と野党の「新しい作法」ですよ。それから私に言わせれば、新しい与党ガバナンス。与党って言うと古いから、「新しい責任政党ガバナンス」を作ればいいと言っているんです。
MC田中記者:何ですか?責任政党ガバナンスって。

足立氏:責任政党ガバナンスというのは、自民、国民、公明の3党で、国の政策を決めていくルール作りをするということです。
MC田中記者:自国公の連立政権ということですか?
足立氏: いや、「連立政権」とか言って胸を張りたいのは維新の会だから、それはやらん。
MC田中記者:閣外協力というやつですか。
足立氏:いやいや、だからね。その閣外協力も連立政権も、全部古い概念なんです。
MC田中記者:古いんですか? でも、どっかには分類されるじゃないですか。古くてもそれを適用して見ざるを得ないというか……。
足立氏:いや、新しい統治の仕組みを考えればいいんです。
MC田中記者:どんな統治の仕組みなんでしょう?
足立氏:例えば、玉木代表が去年おっしゃっていたのは、「コンフィデンス・アンド・サプライ(Confidence and Supply)」ということで。要は、信任と予算ですね。「コンフィデンス」というのは信任のことですよね。だから「不信任はしません」、それから「予算は賛成しますよ」。あとは是々非々でもいいんですよ。それでも一定の責任政党ガバナンスになるわけでしょ。
MC田中記者:ああ、そうですね。確かに予算への賛成・反対が野党の基準みたいに言われていたけれど、もうそれは崩れましたよね。それは分かります。確かに、もう古いですね。
足立氏:古い。そうやって考えると、今回は(国民民主党は)予算に賛成すべきだと言いつつ結局反対したから、そういう意味では今の条件を満たしていないんだけど、例えば将来ですね。別に閣内にも入らなければ、我々は田中さんがおっしゃる意味では野党だけど、でも高市内閣とは方向性が一緒なんだから「不信任はしません」。予算はあらゆる政策のベースで大事だから予算自体はひっくり返したりしない、ということだけ握ってもいいわけですね。

そういう形の責任政党のあり方というのは、今まで日本では見たことがないので、それは「連立政権」という必要もなければ、「与党入り」という必要もないじゃないですか。それでもいいと思うんですよ。だから私の感覚で言うと、田中さんの古い概念で言えば、うちはもう与党なんです、今でも。この後半国会で、うちも閣法の事前審査してますからね
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