
5月22日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、政治ジャーナリスト・今野忍記者と、MCの産経新聞編集長・水内茂幸記者が、5月20日に行われた党首討論での高市総理と、野党第一党として討論に立った国民民主党・玉木代表の攻防を解説。「食料品消費税ゼロ」と「給付付き税額控除」の展望、そして与党自民党と国民民主党との現在の距離感についても解説します。
今野記者:国民民主党はどうでした?
MC水内記者: 割と玉木(雄一郎)さんが球を投げて、高市さんがそれを受け止めるように表情をやりながら、にこやかに、微妙にちょっと猶予を与えてるような、そんな印象をちょっと受けました。

今野記者:なるほどね。言質は与えないんだけど、否定もしない。ガソリンに関しては今170円に抑えるために税金をぶち込んでるんですけど、それが今(補助金がないと)210 円ぐらいなんですよ、本当は。今ガソリンスタンドに行くと169円とかじゃないですか。40円分の公金を入れてるから、月5000億円近く出してて、6月には1兆円あったガソリン用の支援金がもう枯渇するんだよね。もう玉木さんは「厳しいんじゃないか」と。 ホルムズ海峡がいつ開くかわからない状態で、今の補助金額で毎月 5000億円だと年間で5~6兆円になっちゃうから。それに対して、(高市さんは)ガソリン暫定税率廃止を提案してくれた御党の提案ですから、ここはちゃんとこれから検討したいって言ってた。
MC水内記者:御党からそういう風に言ってくれたことはありがたい、そんな言い方をしてましたよね。
今野記者:雪時けの印象はありましたよね。一時期、予算に国民民主党が反対したことで、高市さんと玉木さんの間で亀裂が入ったと言われていたけど。やっぱりこれからね、高市さんも、国論を二分する政策、スパイ防止法や憲法改正だよね。
MC水内記者:そう。中道との差で少し話したいのは、玉木さんの言葉に対してはなるべく噛み合いながら進もうとする雰囲気…。
今野記者:だいぶ雰囲気違ったよね。
MC水内記者:そう。自民党の人に取材すると言うんだけれども、やっぱり憲法について参議院(の議席状況)を考えてみた時に、国民民主をまず取り込んでこそ発議の前提ができるわけなので、今多少高市さんと玉木さんの間でギクシャクしてたじゃないですか。でもこれを自民党の今の執行部の人たち、麻生(太郎)さんもそうだし、鈴木(俊一)幹事長もそうかもしれないけれども、例えば榛葉(賀津也)さんと話してるなんていう情報もねあるぐらいです。一緒になるかどうかの分水嶺、もう1歩深めて言うと、夏前に人事があるかもしれない。それは内閣改造、自民党役員人事をちょっと前倒してやるかもみたいな噂がちらっとあるんですけど、そういう時に、日本維新の会はもう入るっていう風になってるけれども、ここで一気に国民民主も…。
今野記者:人事っていうのは、内閣改造ね。党役員人事もいじるでしょうけど、ここでは内閣改造だよね。

MC水内記者:そう。ここで一気に舵を切るか。これは逆に国民民主党の方の人が言ってましたけども、「ある程度もう自民党と一緒になって政策実現をやっていく方向にするか、それとも、もう今あまりメリットがないから、これ次か次々ぐらいの選挙で議席を増やすことを目指して、対峙の路線を選ぶのかっていう、ギリの判断の時だな」みたいなことを言うわけですよ。 で、高市さんはおそらく玉木さんのことを、この年明けぐらいの予算の攻防で、いけすかない人だなっていう感じに思ってるとこがあると思うんです、ちょっとはね。
今野記者:まあ、散々協力してやったのに(玉木さんが)来ないからっていうことでしょ。
MC水内記者:そうですね。あとはよく言った、ゴールポスト、これやりますって言ったら「じゃ、これもやってくれ、これもやってくれ」ってどんどんゴールポストを後ろにする。
今野記者:「おかわり君」とも言われていた。
MC水内記者:で、玉木さんは玉木さんで、なんでこんな時期に黙って解散したんだ。自分たちもっと増やそうと思ったのに、全然候補の準備もできてない中でね。
今野記者:「おかわり君」と言われるようになったのも、イラン情勢で前提が変わったでしょっていうのが、玉木さんや国民民主党の考え方だよね。
MC水内記者:そうね。
今野記者:だからあの5万円の給付は、勤労世帯の中低所得者(が対象)ってことは、高市総理がやろうとしている給付付き税額控除の「給付」の部分の先出しなんだよね、っていうのが一応玉木さんの説明なのよ。本人にも聞いたけど。要は、「減税って言っていたのに、急に現金給付とか言って、玉木さんはまたブレるのか」とネットで言われてるけど、それにはちゃんと理屈があって。給付付き税額控除の「付き税額控除」が無くなるんだって。
MC水内記者:ああ。減税がもうなくなってしまう。
今野記者:基本は減税なんだよね。勤労世帯の負担を軽減するために減税するけど、減税しきれない人 、さらに所得が低い人には給付をする。

今野記者:10万円の給付付き税額控除をすると、10万円税金払ってる人は、税金0円になります。15万円税金払ってる人は、5万円に減税されます。5万円の人は5万円しか減税されないと損するじゃないかということで、5万円の人には5万円減税に加えて、5万円の現金給付。だからみんな平等に、10万円分の恩恵が受けられる。ただこれをやり出すとかなり制度は複雑になり、時間もかかる。ということで、もう減税の部分はやめて、とりあえず早くやった方がいいということで、給付だけにするらしい。
MC水内記者:デジタル庁の人に話を聞くと、官邸の方から「とにかく給付だけでも何か制度がスタートできるような、そういうものをとにかく急ぐ方向にせよ」と、もうネジを巻くようにすごく言われていたいう訳ですよね。これはもう一歩進んで言うと、高市さんが今やろうとしてる(食料品の)消費税ゼロ。それに合わせてなんとかスタートを切りたいというのも多分あるんだと思うんです。
今野記者:あともう一つあったのは、(食料品消費税ゼロを)「年度内にやるんですか」という玉木さんの質問に対して、「as soon as possible(できるだけ早く)」と言ったと。だから年度内との言質は与えなかった。まあまあ、総理大臣ってそういうもんですよ。期限切っちゃうとね、それが論点になっちゃうから。ただ、食料品消費税ゼロはやるんでしょ。
MC水内記者:これね、昨日飲み会で、あの政府系の人が言ってましたけど、総理の強い意志でもうある程度決着してるもんなんだと言うんですよね。ただその巷で最近言われてる、1と0。ここはね、一つ焦点になってるのかなっていう。
今野記者:だから、食料品の税率を0%にするとレジスターの改修とかに1年ぐらいかかる。数字をいじるだけだったら3ヶ月から半年でできると、あのレジスターを作ってる会社が言っちゃったんだよね。だから、にわかに出てきた1%論(がある)。
MC水内記者:俺もどういうシステムになってるのかわかんないけど、もう(消費税の設定の)システム作る時に 1 つのベースとしてとしてなんかカチカチカチとあるらしいんだよね。それに基づいてやるとぐわっと減るみたいな感じらしい。
今野記者:あとさ、軽減税率と言いながら2%しか変わんないからさ、これは財務省がもっと消費税を12%、15%と上げていくのを視野に入れているのかもしれないけど。そもそも、5%を8%にする時に軽減税率を入れとくべきだったんだよね。
MC水内記者:うん。
今野記者:そしたら複数税率だけど、基本10%だけど食料品だけ5%ならまだ話はいいじゃないですか。やっぱ2%しか変わんないからさ、はっきり言って大した軽減になってないじゃん。
MC水内記者:だからやっぱりここはね、高市さんからしてみると、財務省からしてみて、消費税って手をつけられなかったものに手をつけますって言ったところで、世の中の人の評価を得た部分があるから、ここだけはどうしても譲れない。 ここは玉木さんとは似てるんだけども、ただ玉木さんは、消費税を上げてまた戻すとか色々する時間もないし、それだったらさっきの話のように、1人5万円配った方がまだいいんだとね。

MC水内記者:住民税の方に手をつけるみたいなことも言ってたね。
今野記者:住民税の減税の方が早くできるし、年収の壁は住民税をいじってないからね。あと社会保険料を下げて、その足りない部分をあの給付するってのもね。
MC水内記者:うん。そういう感じの話をしている。平仄は少しずつ合いながらも、ちょっとずつ検討しますって入れたりしてくるとこですね。
今野記者:ただ難しいのは、消費税は玉木さんはもう反対だからね。 特に軽減税率は反対だよ。複数税率に反対だから、この人。だったら10%を全部8%にした方がいいっていう。簡素であった方がいいっていうのと、インボイス廃止できるからね。
MC水内記者:ここら辺を考えてみた時に、元々軽減税率っていうのがね、なかなか難しい。今だって外食と買うのと、またゼロにしたら、外食の人はやっぱり打撃を食らうとか言うじゃないですか。だから、複雑な問題はありますよね。
この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください!
選挙ドットコムちゃんねる、ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
\新潟県知事選挙2026投票マッチングサイトをオープン!/
5/14告示・5/31投票の新潟県知事選挙!
あなたと考えの近い候補者をたった3分で診断
【政治家・関係者向け】「選挙で絶対やるべき10のこと」ネット選挙フェーズ2・SNS対策勉強会を2026年4月~5月に全国で開催!

【有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?】
選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。
有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。
ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?
情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします