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「あと2万票」日本保守党・北村晴男参院議員が参院選トップ個人票を獲得した裏で抱いていた悔しさとは?

2026/5/8

選挙ドットコム編集部

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4月12日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、日本保守党の北村晴男参院議員がゲストに登場!2025年参院選で個人票トップの97万票獲得というを成し遂げた裏で抱えていた悔しさとは?衆院選の反省はリソース配分と政策の訴え方?MCの選挙芸人・山本期日前氏が深掘りします。

MC期日前氏:北村さんは2025年の参議院選挙の全国比例区で、圧倒的に個人票トップの97万票を取られ、その名を轟かせました。参議院の全国比例で一議席取るには、大体100万票必要だと言われているのを北村さんが97万票取ったことによって、かなり上積みできたんじゃないかと話題になりました。

北村氏:そうなんですね。そもそも僕は選挙のやり方も何も知らないまま入って、最初に聞かされたのが「当選するには100万票必要だ」という話で、「えーっ!100万票も必要なんですか?」となりました(笑)

MC期日前氏:選挙に出る時に「100万票取らないと受かんないよ」と言われていたんですね。だいぶ無茶ですよ。

北村氏:無茶ですよね。でも、出てしまった以上は当選しなければ何の意味もないので「何としても1人で100万票取るぞ」と言って一生懸命やった。

MC期日前氏:100万と聞いた瞬間、「あ、ちょっとやめます」となりそうなところを、北村先生は突っ込まれていったんですね。

北村氏:いや、出ることが決まって、さてとなってから、他の選挙に詳しい人に「100万票必要だから頑張れよ」と言われて「ええっ」となったんです。出ますと返事した後でね。

MC期日前氏:実際に97万票取られた時はどのような心境だったんですか?

北村氏:あれだけ頑張ったけど、そもそも自分が何票なのか全然わからないわけですよ。頑張った結果が10万票なのか、50万票なのか、70万票なのか。いくら頑張ってもわからない。 それが100万票に近かったんだというのが一つ。もう一つは、もし自分が100万票を本当に取れていれば、うちの党の有本(香)さんも当選できたんですよ。あと2万票だった。あともうちょっと頑張れればという想いが次にありました。

MC期日前氏:97万票取って個人トップで「よっしゃ!」という感じではなく、「あともうちょっと」という感覚になられたんですか。97万票取ってその感覚になるのは、多分北村さんだけだと思います。

北村氏:選挙のことは私より詳しいから分かっていると思うけど、大きな政党だったら基礎票があるから10万票とか20万票で十分当選ですよね。でも、基礎票ゼロの政党なんで、やっぱり一人で取るしかないよね。

MC期日前氏:全国比例で3万票で受かる政党もあれば、一人で取らないとそもそも受からないという、そういった心境の中で戦われていたということですね。

北村氏:そうなんですよ。

衆院選戦略の反省点はリソース配分とプラスワンの政策

MC期日前氏:2025年参院選のタイミングだと当時は石破政権で批判が(有権者に)刺さりやすい状況だったのが、高市政権になり、同じ保守層(からの支持)かぶりみたいなところもあったと思いますが、今回の衆院選でやりづらさみたいなところは感じられましたか?

北村氏:一般的にはそのように言われてましたけど、私としては、元々トータルの自民党は正直信用してないんですよ。なぜならば、2年前の自民党総裁選で石破(茂)さんに投票した人が189人いますから。この人たちは今もほとんど残ってます。ということは、トータルとしての自民党は正直信用できないわけですね。 中にでっかい野党を抱えてるようなもんなんですよ。

MC期日前氏:自民党の中に当時この石破さんに入れた人たちが”野党”としていらっしゃると。

北村氏:いるようなものです。もちろん、みんながみんなじゃないけど、コアな左翼系の人たちが反旗を翻しますから。 だから、僕としては選挙戦う時は「この人たちに万が一にも入れちゃいけませんよ」ということを一生懸命訴えた。

それから、いわゆる中道(改革連合)というのができたでしょう。この中道という政党は私は100%信用してないわけです。 なんでかと言うと、立憲民主党というのは元々「安保法制は憲法違反」と言って廃止という主張だったんですよ。これはこの政党の中のコアな政策なんですよね。それを公明党の選挙区での1万票、2万票が欲しいからこのコアな政策を捨てますという話ですから。そんな政党、万が一にも入れちゃだめですよと。

MC期日前氏:条件を飲んだ人が中道に入ったということですけど、そもそものここの考え方は変わってないんじゃないかと。選挙で欲しいからそこの案を飲んだんじゃないかということですね。

北村氏:そもそも変わってるも変わってないも、何の信念もなかったからそういうことができるわけですよ。つまりメディア受けができればどんな政策でもいい。自分たちが政党として活動できて、かつ国会議員でいられればどんな政策でも構わないとしか見えないわけ。 信念なんかあるはずないです。元々何もなかったということなんですよ。国益を考えた上での政策を練ったことがない。そんな人間に絶対入れちゃいけませんよと。 だから「我が党に投票しなくても結構です。我が党のことがそこまで信用できないならそれで結構です。でも、この二つには絶対投票しちゃいけない」と。自民党の中の189名と中道、これだけはいかんということを一生懸命訴えて、かつ大事なことは「若い人に選挙に行ってください」と。 若い人が選挙に行かないと、私から見ればどうしようもない中道の思う壺ですね。なぜならば宗教票は固定票で、投票率が下がれば下がるほど影響力が大きくなりますから。そうすると中道さんの思うままなんで、若い人は誰に入れてもいいから選挙に行ってくださいと。

MC期日前氏:それを一生懸命訴えたんですね。とにかく投票に行ってください、そして「入れちゃいけない」ところを提示して。絶対、日本保守党に入れてくださいという訴え方はしなかったんですか。

北村氏:入れてほしい(という訴えが最初にある)けど、です。我々はこういう政策を持っているから入れてほしいけど、納得できないならここだけはダメですよと。そして若い人は誰に入れてもいいから投票してくださいと一生懸命訴えたんですよね。それは別に間違ってるとは思ってないです。

MC期日前氏:北村先生が訴えてる中で、2025年(参院選)では候補者本人として訴えられていて、今回は応援弁士として訴えられていたと思うんですけど、そこの違いというのはありましたか。

北村氏:違いは当然ありますよね。どう違うかと言うと、応援すべき人が全国にいるわけです。誰をどの重さで、どういう優先順位で応援したらいいかということが、本当に悩ましいところでした。それは期間中ずっと悩んでました。自分だったらそれ悩む必要ないからね。

MC期日前氏:そうですね、とにかく毎日一生懸命訴えて。この人を受かってもらうために、優先順位も含めて考えながら探り探りだったんですね。

北村氏:一番難しかったです。

MC期日前氏:候補者本人と、仲間を押し上げていくというところの違いはかなり感じたということですね。今回、議席が衆院の方で取ることはできませんでした。北村さんから見て何が原因だったのか、あと何ができたら一議席取れたんじゃないかなど、どのように見られていますか?

北村氏:これは難しいんですけど、私個人としては、一番可能性のあるところに自分たちの勢力を全て注ぐべきだった。そうすれば一議席はいけたんじゃないか。これが個人的な反省ですね。

MC期日前氏:例えば近畿にもっとリソースを割いた方が良かったんじゃないかとか。

北村氏:とかね。あるいは東京。票として一番接近したのは東京でしたから。あと4000票だった。だから、あるいは東京と大阪だけにした方が良かったかもしれないとか。それは冷徹な分析に基づけば、そういう手段も十分あり得たので。それが個人的な反省。

党としては、「外国人政策」を一生懸命訴えて、これ自体はものすごく大事だと我々は思っている。でも多くの国民がそこまで思っていない。このことを冷徹に捉えた上で、大事だと思っている政策プラス、国民の皆さんに広く刺さる政策にも注力すべきだった。 具体的には若い人の負担ですね。若い人の負担をどうやったら減らせるのか。これ実は今めちゃくちゃ私も悩んでるんだけど、それを選挙の段階で明確に出していくべきだったんじゃないのかなと思っています。

MC期日前氏:北村先生のYouTubeでも分析動画をあげられていた中で、外国人政策のところは聴衆の反応はものすごく良かったと。ただやっぱりそこがコアで、もっとライト層に刺さる内容が必要だった。あと、外国人政策をもっと「自分ごと」なんだと知ってもらうための言い方や課題設定が必要だったとお話しされていたと思うんですけど、衆院選を経て「外国人問題はこう言うと関心がない方にも知ってもらえるのではないか」という分析はありますか?

北村氏:それは難しいですね。やっぱり僕らなんかはXをよく見てますから、ヨーロッパがとんでもない状況になっているという映像を見てるんですよ。でも、それはそこまで多くの人は見ていないんですよね。特に若い人はXをほとんど見ていないみたいなんですよ。インスタは見てるけどXは見てない。YouTubeは結構見てるけど。 でも結局のところ、YouTubeも私が発信してもそれを1000万人が見ることはないですからね。どうやっても数十万人、どこまで行っても100万人なんで。やっぱり本当はあの映像を見せられれば一番いいんでしょうけど。

MC期日前氏:ヨーロッパで起こっていることを視覚的に見てもらうと。

北村氏元々関心のない人に言葉で訴えるのは簡単じゃないですよね。だから、これからはその映像自体を多くの人に見てもらうことが必要なんじゃないのかなと。そのために何か工夫できることはあるんじゃないかなと、今は思ってますけどね。

MC期日前氏:映像としてどんどん見せていく。選挙ドットコムの分析でも、Xだと外国人問題への関心は高まっていましたが、全体に見られているかというともう一つハードルがある。確かに、視覚的に見るとインパクトがありますからね。例えばYouTube広告で見せていくのかとか。

北村氏:今後、何か工夫できるんじゃないかなって、まだ具体策まで言ってないんですけど思ってます。

MC期日前氏:衆院選公示直前のタイミングで百田(尚樹)代表にもインタビューさせていただきましたが、愛知に有本さんを擁立したのは元々日本保守党の比例票が高いエリアだからということでした。ここに関して、河村たかしさん個人が想像以上に強かったということですか?

北村氏:本当に想像以上に強かったですね。逆の言い方をすると、それが日本保守党の実力だとちょっと勘違いした面がありました。実は河村さんは選挙において地元ではめちゃくちゃ力があるということを思い知らされましたね。

MC期日前氏:まざまざと見せつけられたと。

北村氏:見せつけられましたね、僕はね。

MC期日前氏:そこで他のエリアにもっと候補者を立てていれば、各ブロックで議席が狙えたかもしれない。今後4年間は衆院選がない(と予想される)中で、次にある国政選挙は参院選です。前回は北村さんが97万票取られて、百田さんや有本さんなどネームバリューがある方を比例に出されていました。今後、個人で取れる有名な人を擁立していく検討はされているんでしょうか?

北村氏:それは検討すべきだと思っています。名前は言えませんけど、それを希望していただいている方もいるので、うまく調整して立てられたらなと個人的には思っています。

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