選挙ドットコムはJX通信社と共同で、9月13日(土)、14日(日)に日本国内の18歳以上の方を対象としたハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)による全国意識調査を実施しました。
今回は9月22日告示・10月4日投開票の自民党総裁選を見据え、次の総裁や連立体制、次の衆院選時期に関する調査結果を紹介します。
【調査概要】調査は2025年9月13日(土)と14日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査で995件、インターネット調査で1226件を取得(いずれもJX通信社との共同実施)。各数値は小数第2位以下を四捨五入しています。

「あなたは、次の自民党総裁に誰を望みますか?」と聞いた結果が上の図です。調査時点で出馬を正式表明、もしくは意向を表明している5人を選択肢に尋ねたところ、電話・ネットの両調査で高市早苗氏と小泉進次郎氏に支持が集まっている状況が浮かびました。
比較的高齢者層が多い電話調査では小泉氏が、比較的若年層が多いネット調査では高市氏がトップとなっています。ただし、選挙が始まる前のこの段階では「わからない、答えない」という回答も3~4割程度と一定数を占めています。
さらに、上位2人の結果を詳細にみていくと、それぞれの支持層がみえてきます。
電話調査での支持政党別の結果を見ると、自民党支持層のトップは小泉氏(33.5%)で、高市氏(23.0%)、林氏(17.3%)、茂木氏(9.0%)、小林氏(4.0%)と続きます。
さらに両調査の合算結果を性別ごとにみると、高市氏は男性の30.6%、女性の15.3%と男性からの支持が厚いことがみられます。一方、小泉氏がほぼ男女差はありませんでした。
年代ごとでは、高市氏は20~60代、小泉氏は70~80代での支持がトップでした。内閣支持率とのクロス集計では、石破内閣の支持層は小泉氏、不支持層は高市氏を挙げる傾向が現れました。
今回の調査から、総裁選の候補の以下の傾向が見られました。
・高市氏:若年層、男性を中心に支持を得ている。石破内閣の不支持層の受け皿にもなっている
・小泉氏:自民党支持層と石破内閣支持層からの支持を得ている。比較的高齢者からの支持が多い

さらに、「あなたは、次の自民党総裁に、どの野党と連立を組んでほしいと思いますか?」と聞いた結果が上の図です。
選択肢のうち、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党に多く集まりましたが、電話では維新、立憲、国民の順、ネットは国民、維新、立憲の順でした。
支持政党別にみると、自民党支持層と連立を組む公明党支持層の双方とも維新、国民、立憲の順でした。また、野党側支持層は連立入りには自身の支持政党を挙げる傾向があり、立憲支持層は4割と、維新支持層は約6割、国民民主党支持層は7割でした。

「あなたは、次の衆議院選挙は、いつ行うのがよいと考えますか?」と聞いた結果が上の図です。
時期を問う選択肢で最も多かったのは「なるべく早く実施」で、電話・ネット調査ともに約3割でした。
ただし、「来年までに衆院選を行う必要はない」も約2割と一定数の回答がありました。
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